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小林武史 ヴァイオリン・リサイタル

日時

2017年11月4日(土)14時

会場 浜離宮朝日ホール(東京・築地)
料金 全自由席 ¥5,000
出演

ヴァイオリン:小林武史

ピアノ:野平一郎

曲目

有馬礼子/11月の憂い(世界初演)

小倉 朗/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ

伊福部 昭/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ

E.ドホナーニ/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 嬰ハ短調 Op.21

B.スメタナ/「わが故郷より」第1番、第2番

[チケット取扱い]

  朝日ホールチケットセンター TEL.03-3267-9990

  ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス)

  e+(イープラス)http://eplus.jp

[コンサートマネージメント]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

小林武史 ヴァイオリン・リサイタル・チラシ

小林武史 ヴァイオリン・リサイタル・チラシ

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小林武史ヴァイオリン・リサイタルによせて

〜日本ヴァイオリン界のレジェンド〜

                                 丹羽正明

 小林武史さんは、今年86歳と伺っているが、いま現在も、れっきとした現役ヴァイオリニストである。多くは六十代でそろそろ引退の声が掛かろうかという中で、これは奇跡的かも知れない。いま流行りの言い方をすれば、正にヴァイオリン界のレジェンドである。

 小林さんは、鈴木鎮一の才能教育研究会のご出身。18歳で「毎コン」に優勝し、若くして東京交響楽団のコンサートマスターに就任されたが、チェコスロバキア(当時)との交換プロジェクトによりブルーノ・フィルハーモニー管弦楽団に就任。その後、オーストリア、リンツのブルックナー管弦楽団に移られ、帰国後は、創立間もない読売日本交響楽団に迎えられるなど、ソロ活動の他に、オーケストラのリーダーとしての実績を重ねてこられた。

 小林さんの音楽は、ヨーロッパの正統的スタイルを具現する貴重な存在であるが、更に氏のレパートリーには、日本人の作品や、世界の民族色の濃い作品が目を引く。今度のプログラムもそうだが、小林さんに献呈された作品は実に沢山あるのだ。親分肌のお人柄の所為で小林さんを慕って集まって来る人は大勢いるが、ご自身はまた、後進の育成、特に子供達の指導がお得意で、国内だけでなく、中国、北朝鮮を含むアジア諸国や南米地域など、国際的に広くそれを展開して来られたことも、特筆すべき業績の一つである。

 今回も実現した野平一郎という国宝級ピアニストとの共演に、一層期待が膨らむ。




出演者プロフィール

小林武史(ヴァイオリン) Takeshi Kobayashi/Violin
 1931年、インドネシア・スマトラ島生まれ。鈴木鎮一氏に師事。東響、チェコ国立ブルノ・フィル、オーストリア・リンツ州立ブルックナー管、読売日響のコンサートマスターを歴任。オーケストラ退団後はソロ活動に専念し、世界中に演奏旅行。著名な音楽祭に招待され出演。国際交流基金派遣の文化使節としての派遣は10回に及び、海外での青少年の指導にも力を注ぐ。桐朋学園大学、東京音楽大学講師を歴任。長きにわたり宮城県中新田バッハホール音楽院院長を務め、地域の文化振興発展に多大な功績を残した。

 第18回日本音楽コンクール第1位(1949)、日本音楽舞踊批評家クラブ賞(1960)、文化庁芸術祭賞(1988)、文化庁芸術祭大賞(1996)、横浜文化賞(2013)を受賞。

 小林武史のために作曲された作品は数多く、初演並びに国内外でも多数演奏を行う。室内合奏団「コレギウム・ムジクム東京」主宰。

 CDに團 伊玖磨:ファンタジア、マニャール:ソナタ、エネスコ:ソナタ、野平一郎:デュオ・コンチェルタンテなど11枚をリリース。著書に「ヴァイオリン一挺、世界独り歩き」(芸術現代社、1980)、「ファンタジア わが人生」(神奈川新聞社、2013)がある。他にもエッセイ等を新聞、雑誌に掲載。



野平一郎(ピアノ) Ichiro Nodaira/Piano
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