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  野平一郎と渡邉康雄出演の演奏会が「第21回佐治敬三賞」を受賞



 弊社所属の野平一郎(指揮)、渡邉康雄(ピアノ)が出演した「オーケストラ・ニッポニカ第38回演奏会 松村禎三交響作品展」が、第21回(2021年度)佐治敬三賞を受賞致しました。

 「佐治敬三賞」は、(公財)サントリー芸術財団(代表理事・堤 剛、鳥井信吾)によって、我が国で実施された音楽を主体とする公演の中から、チャレンジ精神に満ちた企画でかつ公演成果の水準の高い優れた公演に贈られるもの。

 「オーケストラ・ニッポニカ第38回演奏会 松村禎三交響作品展」は、昭和の巨匠作曲家・松村禎三の作曲年代の異なる3作品が取り上げられ、以下の要領で行われました。
日時:2021年7月18日(日)
会場:紀尾井ホール
曲目:ピアノ協奏曲 第1番(1973)
   「ゲッセマネの夜に」(2002/2005)
   交響曲 第1番(1965)
出演:指揮/野平一郎
   ピアノ/渡邉康雄
   管弦楽/オーケストラ/ニッポニカ
主催:芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ

 贈賞理由(抜粋):《ピアノ協奏曲》では渡邉康雄の風格あるソロが求心的な核となり、この作品が80-90年代に一世を風靡した現代日本独特のオーケストレーションの先駆であることが浮き彫りになった。
 《交響曲第1番》は、今回の演奏によって特別に新しい局面をあらわにした。楽器間のバランスやフレーズの中のアクセントの妙味によって決して平板ではないテクスチュアが打ち出され、指揮を担当した野平自身の音色感もあいまって新たな陰影が生まれ、これまでに聞いたことのない印象が松村作品から引き出された。
 昭和の偉大な遺産を、あえて今日的な音響感のフィールドに置き、チャレンジ精神をもって取り組んだオーケストラ・ニッポニカ第38回演奏会は、作品の新たな価値を導き出しており、佐治敬三賞にふさわしい公演であった。(水野みか子委員)

 詳細は、https://www.suntory.co.jp/news/article/sfa0053.htmlをご覧ください。

 尚、「オペラ『ロミオがジュリエット』世界初演」と同時受賞でした。

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