~再会~ 武藤聡子 ピアノリサイタル
《イングリッド・ヘブラー先生を偲んで弾くモーツァルト》
| 日時 | 2026年10月21日(水)19時開演(18時30分開場) |
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| 会場 | 王子ホール(東京・銀座) |
| 料金 | 全自由席 ¥4,500 |
| 出演 |
ピアノ:武藤聡子 |
| 曲目 |
D.スカルラッティ ソナタ ニ短調 K.9 ソナタ ハ長調 K.159 W.A.モーツァルト 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調 KV.265(キラキラ星変奏曲) F.シューベルト 楽興の時 から D780-5(ヘ短調) 即興曲 から D935-4(ヘ短調) W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ ニ長調 KV.311 F.ショパン ワルツ Op.34-3(へ長調)“小猫” ワルツ Op.70-2(へ短調) ワルツ 遺作(ホ短調) ワルツ Op.64-1(変ニ長調)“小犬” F.リスト ペトラルカのソネット第104番 波を渡るパオラの聖フランシス(「2つの伝説」より) ※ 曲目などは変更になる場合がございます。予めご了承ください。 |
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[チケット取扱い] チケットぴあ https://t.pia.jp/ Pコード 330052 teket(電子チケット) https://teket.jp/g/qbo7gi5iqv 王子ホールチケットセンター TEL.03-3567-9990 ※ オンラインでのお申込みはセブンイレブンでのお引き取りとなります。 ・ お電話でのお申込み TEL.03-3501-5638 宗次エンジェル基金による日本演奏連盟正会員のための公演活動支援事業 [後援] 公益社団法人 日本演奏連盟 NPO法人 日本楽友協会 [コンサートマネジメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
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海外で車に撥ねられ、腱断裂で変形して動かない小指を見て愕然。。。現地の治療は進まず、帰国も出来ず、治癒は長引き「もう、演奏できないの?」と不安も。しかし、生死に関わる重篤な場面でも、幾度も奇跡的な回復力を見せてくれた、在りし日の母の姿に「大丈夫」と力をもらう。曲がったままの小指でも、この日を迎えられ感無量。
~ヘブラー先生の思い出~
私が小学生の頃聴いたレコード、「なんて綺麗な音!イングリッド・ヘブラー⁈ モーツァルトの女王⁈」
この第一印象はこの方への憧れとなっていきました。ですが、まさかそのヘブラー先生に教えて頂ける日が来ようとは思ってもみませんでした。
ウィーン国立音大卒業後、当時住んでいたウィーンからザルツブルク郊外のヘブラー先生のお宅へ2週間に一度レッスンに通いました。それは“ビロードの上の真珠玉”と形容されるヘブラー先生の音の真髄の入口へ導いて下さる時間でした。目の前でお手本に弾いて下さった数小節、あまりに美しいdiminuendoに息を呑み、心を奪われた瞬間は今も忘れられません。
私がモーツァルトの速い音階を弾き、誰もが通り過ぎがちな所でもSTOP!沢山の音の中から「この音とこの音が死んでいた。全ての音が生きていなければ曲が死んでしまう」と。どんな一音にも妥協せず、隅々まで探求される先生のお姿は、作品を忠実に伝えることを、あたかも使命と感じておられたかの様でした。
東日本大震災の折には、放射能を心配して「私の家に避難に来なさい」とお電話下さり、東京は大丈夫です、とお伝えしても尚、再度に亘るお電話に有難く従い、先生のお宅で過ごさせて頂いた2週間も宝物です。
厳しさと深い優しさを併せ持たれた方でした。
先生は、モーツァルトKV491(ハ短調)のピアノ協奏曲はご自身が作曲されたカデンツで演奏されていました。ある時、「演奏会で弾く時に使っていいわよ」とそのカデンツのコピーをくださいました。そのご厚意とお心を受け継ぎ、いつか演奏できればと願っております。
2023年、そのかけがえのない先生がご逝去されてしまい、深い悲しみに沈みました。
ご一緒させて頂いた様々な時が甦ります。私は、前述の指の怪我後、リサイタルから遠ざかっておりましたが、かつて自主公演に駆け付けて下さった日野原重明先生から頂いた、温かいエールも胸に一念発起し、本公演を企画致しました。
モーツァルトの2曲は、ヘブラー先生を偲び、感謝を込めて演奏したいと思います。
「先生はもう、おられないんだなぁ」と時おり無性に寂しくなりますが、お会いしたくなると先生が遺された録音を聴いています。すると、先生のお考えやお人柄、或いはお喋りまでもが新鮮に聞こえてきます。
先生が書き込んで下さった楽譜を復習しながら今回の準備を進める中、先生に再会できるような気がします。そして何より、皆様に久々に再会でき、お聴き頂ける嬉しさはひとしおです。
武藤聡子
出演者プロフィール
■ 武藤聡子(ピアノ) Satoko Muto/Piano
国立音楽大学卒業後、ウィーン国立音楽大学ピアノ科へ4年間留学。最優秀賞を付与され同大学を卒業。その後、イングリッド・ヘブラー女史の薫陶を受ける。
ウィーン及び、東京文化会館小ホール等でリサイタル開催多数。東京交響楽団、ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団、ザルツブルガー・ゾリステン等と、またカトヴィツェでは、シレジア・フィルハーモニー管弦楽団と共演。NHK-FM「土曜リサイタル」に出演。フィナーレ・リグレ国際ピアノコンクール銀メダル及びディプロマ賞、セニガリア国際ピアノコンクールディプロム賞受賞。聖路加国際病院の日野原重明先生の講演会等で度々演奏。2013年王子ホールのリサイタルでは日野原先生が急遽ご登壇!応援くださる。
アルツハイマー病の母を20年在宅介護する。病床の母にピアノを弾いて聞かせると、重度の認知症にも拘らず、微笑み、涙する、明らかに心の琴線に触れていることを認め、改めて音楽の力の凄さを実感する。その時の曲を集めたCDに、介護を通して母からもらった“宝物”を記したブックレットを添えてリリース。尚美学園短期大学ピアノ科元講師。








