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20年連続 第20回

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲【9曲】演奏会

日時

2025年12月31日(水)13時開演(終演21時頃予定)

会場 東京文化会館 小ホール(東京・上野)
料金 全席指定 ¥11,000(消費税込)
チケット一般発売日  2025年9月1日(月)
出演

古典四重奏団

川原千真/花崎淳生/三輪真樹/田崎瑞博

1986年結成。ベートーヴェン全曲、モーツァルト、シューベルト、バルトーク、ドヴォルザークなどの主要曲をすべて暗譜で演奏。文化庁芸術祭大賞を二度、JXTG音楽賞(旧モービル音楽賞)奨励賞、レコードアカデミー大賞(レコード芸術誌)各受賞。

ほのカルテット

岸本萌乃加/林 周雅/長田健志/蟹江慶行

2018年結成。第4回宗次弦楽四重奏コンクール第3位、及びハイドン賞受賞。第8回秋吉台音楽コンクール第1位。2021年度プロジェクトQ第19章に参加。大阪国際室内楽コンクール2023 第2位及びアンバサダー賞を受賞。

クァルテット・エクセルシオ

西野ゆか/粟津 惇/吉田有紀子/大友 肇

1994年結成。第1回東京室内楽コンクール第1位、第2回大阪国際室内楽コンクール第2位、第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位。第19回新日鉄(現・日本製鉄)フレッシュアーティスト賞受賞。第16回ホテルオークラ音楽賞受賞。

曲目

古典四重奏団

  弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.59-1「ラズモフスキーNo.1」

  弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキーNo.2」

  弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキーNo.3」

ほのカルテット

  弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.127

  弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.130

  弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.133「大フーガ」

クァルテット・エクセルシオ

  弦楽四重奏曲 嬰ハ短調 Op.131

  弦楽四重奏曲 イ短調 Op.132

  弦楽四重奏曲 へ長調 Op.135

[チケット取扱い]

  ミリオンチケット

   ・ オンライン・チケットサービス

     ※ オンラインでのお申込みはセブンイレブンでのお引き取りとなります。

   ・ お電話でのお申込み TEL.03-3501-5638

  東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650 https://www.t-bunka.jp/tickets/

  e+(イープラス) https://eplus.jp/

  チケットぴあ https://t.pia.jp/ Pコード:307447

  teket(電子チケット) https://teket.jp/14748/55385

[マネジメント]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

20年連続 第20回 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲【9曲】演奏会チラシ

20年連続 第20回 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲【9曲】演奏会チラシ

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「ベートーヴェンを語る」

平野 昭・土田英三郎・鈴木秀美 ほか(予定) ※ パネリストは変更になる可能性がございます。

2025年12月31日(水)11時00分~12時30分

東京文化会館 4階会議室

聴講料 ¥1,000(要予約・当日支払い)70名限定

(但し 日本ベートーヴェンクライス会員、当日大・小ホール公演のチケット購入者に限ります。)

主催/日本ベートーヴェンクライス https://sites.google.com/view/beethovenkreis/

本会のウェブサイトよりご予約をお願いします。

※ ミリオンコンサート協会での申込受付はございません。



かくあるべし(Es muss sein!)の大晦日

 東京文化会館小ホールに集まる3つの弦楽四重奏団と室内楽愛好家たちが、ベートーヴェン中期と後期の弦楽四重奏曲らを一気に経験するとてつもない午後も、数えて今年で20回目となる。漠たる不安の中に始まった21世紀は、巨大地震と原発事故に揺れ、コロナ禍という戦時下のような異常事態へと突入し、やっぱり先の見えないままに四半世紀過。でも、幸いなことに、どんな年末だろうがベートーヴェンの弦楽四重奏曲は上野の大晦日に鳴り響き続けた。ルートヴィヒQ、古典Q、澤Q、Qエクセルシオ、SQARCO、Qインテグラ、ほのQ…

 初回から参加する古典四重奏団は、脳内に刻み込んだ音符を己の血肉とし、結成から39年、35年間不動のメンバーでの深化を未だ止めようとしない巨匠。第2回から若者として加わるクァルテット・エクセルシオも、今や弦楽四重奏の困難さも喜びも熟知する中堅となり、新たな青年を迎え、自らが真に欲する音楽へと躊躇無く踏み込む決断を下した。そして若手ほのカルテットは、それぞれのメンバーがそれぞれの音楽シーンを体験しつつ、ベートーヴェンとの向き合い方を探っている真っ最中。

 しばし時の流れを停め、過ぎた一年の日々を考える大晦日という日に、3つの異なるタイムラインを歩む3つの弦楽四重奏団が、今ある姿を晒す定点観測。そして、"Es muss sein!"とベートーヴェンが宣言し、また年が終わり、始まる。「かくあらねばならぬ!」

渡辺 和(音楽ジャーナリスト)



出演団体プロフィール

古典四重奏団 QUARTETTO CLASSICO

 1986年東京藝術大学及び同大学院卒業生により結成。レパートリーは80数曲にのぼり、そのすべてを暗譜で演奏。研ぎ澄まされた集中力と温かく透明なハーモニーを持ち、作品へのアプローチは極めて独創的である。全員がピリオド楽器の演奏もするが、古典四重奏団では通常のモダン楽器を使用。現在定期公演【ムズカシイはおもしろい!】を継続中。

 1996年ニューヨークの鬼才S.ライヒと日本人として初めて「ディファレント・トレインズ」を共演、99年ギリシア公演、2005年ドイツ公演。【SQWシリーズ】にて、02年から15年までに30公演77曲を演奏。【ハイドンの部屋】、【ショスタコーヴィチの自画像】、大晦日開催の【ベートーヴェン弦楽四重奏曲9曲演奏会】に19年連続出演。

 村松賞、文化庁芸術祭演奏部門大賞、同CD部門大賞、同演奏部門優秀賞、JXTG音楽賞(旧モービル音楽賞)奨励賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞、レコードアカデミー大賞各受賞。特にレコードアカデミー大賞においては、57年間で邦人演奏家わずか3度目の受賞という快挙を成し遂げた。これまでに、ベートーヴェン後期(全4枚)、バッハ『フーガの技法』、シューベルト『死と乙女』、モーツァルト『ハイドン四重奏曲集』(3枚組)、バルトーク全6曲(2枚組+解説CD)、ショスタコーヴィチ全集(5枚組)、ベートーヴェン全集(11枚組)をリリース。

川原千真 KAWAHARA Chima(VnⅠ)/花崎淳生 HANAZAKI Atsumi(VnⅡ)/
三輪真樹 MIWA Maki(Va)/田崎瑞博 TASAKI Mizuhiro(Vc)


ほのカルテット HONO Quartet

 2018年1月東京藝術大学在学中に結成。始動半年で第4回宗次ホール弦楽四重奏コンクールにて第3位およびハイドン賞(課題曲賞)を受賞。

 2019年5月、第8回秋吉台音楽コンクール弦楽四重奏部門にて第1位受賞。2021年度プロジェクトQ・第19章に参加。23年5月、大阪国際室内楽コンクール2023第1部門(弦楽四重奏)において、日本人団体として過去最高の第2位およびアンバサダー賞を受賞。24年12月にミュンヘンで開催された室内楽フェスティバル、メンシュ-クラング-ラウム・ビエンナーレに、同コンクールのアンバサダーとして参加。20年に松尾学術振興財団の奨学金を受ける。

 これまでに松原勝也、市坪俊彦の各氏に師事。現在は山崎伸子氏の元で研鑽を積んでいる。これまでに、ヘンシェル・カルテット、クァルテット・エクセルシオ、澤 和樹、山崎伸子、鈴木康治、村治佳織の各氏と共演。サントリーホール室内楽アカデミー第7・8期フェロー。

岸本萌乃加 KISHIMOTO Honoka(VnⅠ)/林 周雅 HAYASHI Shuga(VnⅡ)/
長田健志 NAGATA Kenshi(Va)/蟹江慶行 KANIE Yoshiyuki(Vc)


クァルテット・エクセルシオ Quartet Excelsior

 1994年桐朋学園大学在学中に結成。「繊細優美な金銀細工のよう」(独フランクフルター・アルゲマイネ紙)と2016年ドイツデビューで称賛された日本では数少ない常設の弦楽四重奏団。日本人団体として本邦初のベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲録音を完結させ、2024年に結成30周年記念アルバム「モーツァルト:ハイドン・セット全6曲」をリリースした。その他、弦楽四重奏の主要レパートリーの録音を続けている。

 『定期公演』『現代曲』『アウトリーチ』を中心に様々なシリーズを展開し、室内楽の聴衆の輪を広げる活動を全国各地で行う一方、海外公演も重ねている。

 第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位、第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位ならびにS.シャリーノ特別賞、第19回新日鉄音楽賞(現・日本製鉄音楽賞)「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。2016年6月サントリーホール主催により2週間でベートーヴェン弦楽四重奏全16曲を日本人団体として初演奏。同年6月まで6年間『サントリーホール室内楽アカデミー』にてファカルティを務め、引き続き後進の指導にもあたっている。

 J:COM浦安音楽ホールレジデンシャル・アーティスト、秋川キララホール音楽大使。2025年4月より桐朋学園大学大学院室内楽コース非常勤講師に団体として就任。

西野ゆか NISHINO Yuka(VnⅠ)/粟津 惇 AWAZU Makoto(VnⅡ)/
吉田有紀子 YOSHIDA Yukiko(Va)/大友 肇 OTOMO Hajime(Vc)

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