
日本ロッシーニ協会 演奏会 2025
輝きの都ナポリ──王政復古の光と影
日時 | 2025年7月13日(日)14時開演(13時30分開場) |
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会場 | 王子ホール(東京・銀座) |
料金 | 全席指定 ¥4,500 学生¥3,000 |
出演 |
メッゾソプラノ:富岡明子 テノール:糸賀修平、小堀勇介、渡辺 康 ピアノ:藤原藍子 企画制作:金井紀子 司会進行:水谷彰良 |
曲目 |
《オテッロ》(1816年) ~アリアと二重唱 《アルミーダ》(1817年) ~三重唱 《リッチャルドとゾライデ》(1818年) ~二重唱 《エルミオーネ》(1819年)~カヴァティーナ 《湖の女》(1819年) ~二重唱、三重唱 《ゼルミーラ》(1822年) ~アリア・フィナーレ 《グロリア・ミサ曲》(1820年) ~クイ・トリス ほか |
[主催] 日本ロッシーニ協会 [チケット取扱い] 王子ホールチケットセンター TEL.03-3567-9990 https://www.ojihall.jp/form/ticket.html ※オンラインでのお申込みはセブンイレブンでのお引き取りとなります。 ・ お電話でのお申込み TEL.03-3501-5638 e+(イープラス) https://eplus.jp/ [マネージメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
スペイン人の歌姫イザベッラ・コルブランと時代最高のテノールを得てベルカントと改革オペラの頂点を極めたナポリのロッシーニ。
ナポレオンの敗北とスペイン・ブルボン家の復帰を背景に生み出された革新的なオペラ・セリアとグロリア・ミサ曲の珠玉の名曲を、4人の歌手の超絶的な装飾技巧でお楽しみいただきます。
出演者プロフィール
■ 富岡明子(メッゾソプラノ) Tomioka Akiko/Mezzosoprano
兵庫県出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。在学中に安宅賞、同声会賞、アカンサス音楽賞を受賞。伊パルマ音楽院に学び首席で学位取得。F.ラボー国際声楽コンクール、日本音楽コンクールなど国内外で入賞多数。パルマ歌劇場《試金石》クラリーチェ、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル《ランスへの旅》マッダレーナ、小澤征爾音楽塾及び日生劇場《セヴィリアの理髪師》ロジーナ、二期会《ノルマ》アダルジーザ、東京文化会館オペラボックス《子供と魔法》子供、など多くのオペラに出演。コンサートにおいても《第九》をはじめ、モーツァルト及びヴェルディ《レクイエム》、マーラー《千人の交響曲》、バッハ《ヨハネ受難曲》、バーンスタイン《エレミヤ》等のソリストとして活躍。
東京藝術大学非常勤講師。二期会会員。日本ロッシーニ協会会員。
■ 糸賀修平(テノール) Itoga Shuhei/Tenore
島根県出身。武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所第10期修了。文化庁在外研修員としてフィレンツェ、(財)ローム・ミュージック・ファンデーション音楽在外研究生としてベルリンで研鑽を積む。2014年第1回エンツォ・ソルデッロ国際コンクールに入賞、《セヴィリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵をクーネオの音楽祭で演じる。帰国後は、東京二期会《こうもり》アルフレード、《コジ・ファン・トゥッテ》フェランド、藤原歌劇団《ランスへの旅》ベルフィオーレ、新国立劇場では《ピーター・グライムズ》《カルメン》《蝶々夫人》《ファルスタッフ》《死の都》《サロメ》《トゥーランドット》《ウェルテル》《フィガロの結婚》等に出演。主要キャストのカヴァーも数多く務める。
東京藝術大学大学院オペラ専攻非常勤講師。二期会会員。
■ 小堀勇介(テノール) Kobori Yusuke/Tenore
国立音楽大学卒業。同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所第15期修了。2016年文化庁新進芸術家海外研修員としてイタリアに留学。アルベルト・ゼッダ氏のもとで研鑽を積み、同年ペーザロのアカデミア・ロッシニアーナ及びルーネンバーグのロッシーニ・オペラ・アカデミー修了。チロル祝祭歌劇場《アルジェのイタリア女》リンドーロでヨーロッパ・デビュー。帰国後はびわ湖ホール《連隊の娘》トニオ、藤原歌劇団《チェネレントラ》ドン・ラミーロ、日生劇場《愛の妙薬》ネモリーノ、《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵等に出演。2019年第88回日本音楽コンクール声楽部門第1位。2023年日越外交関係樹立50周年記念《アニオー姫》荒木宗太郎役をハノイ世界初演と日本初演で演じる。
日本ロッシーニ協会会員。武蔵野音楽大学非常勤講師。
■ 渡辺 康(テノール) Watanabe Yasushi/Tenore
新潟市出身。国立音楽大学卒業後イタリアへ留学。パルマ国立音楽院修了。ボローニャ歌劇場《ドン・パスクワーレ》エルネスト、《オリンピーアデ》、パルマ王立劇場《結婚手形》、マントヴァのビビエナ劇場《秘密の結婚》、ルッカ・ジーリオ劇場などトスカーナ3劇場で《メリー・ウィドー》カミーユ、アウディトリオ・デ・テネリフェ《コジ・ファン・トゥッテ》フェランド等の他、ヴィルトバートのロッシーニ音楽祭、ヴァッレ・ディトリア音楽祭に複数の演目で出演。帰国後は藤原歌劇団《ジャンニ・スキッキ》リヌッチョ、日生劇場×藤原歌劇団《コジ・ファン・トゥッテ》フェランド、藤沢市民オペラ《魔笛》タミーノ、《湖上の美人》、日本オペラ協会《ニングル》《紅天女》《咲く》等に出演。藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。日本ロッシーニ協会会員。
■ 藤原藍子(ピアノ) Fujiwara Aiko/Piano
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてイタリア・ミラノに留学し、コレペティトゥールの研鑽を積む。主に藤原歌劇団、新国立劇場のコレペティトゥールとして《アイーダ》《椿姫》《ランスへの旅》《蝶々夫人》《カルメン》《ラ・ボエーム》《夢遊病の女》ほか、多くの公演に携わる。NHK-FM『オペラ・ファンタスティカ』にはコレペティトゥールとしてゲスト出演した。歌手からの信頼も厚く、日本を代表するオペラ歌手とのリサイタル、コンサートやNHK-FM放送での共演も数多く務めている。また、フルート奏者の山形由美氏とは日本各地でのリサイタル他、クルーズ船“飛鳥Ⅱ”でのコンサートでも共演を重ねている。
神奈川県立相模原弥栄高校非常勤講師、日本オペラ振興会オペラ歌手育成部講師、藤原歌劇団団員。
日本ロッシーニ協会 Società Rossiniana Giapponese
日本ロッシーニ協会は、19世紀のオペラ作曲家ジョアキーノ・ロッシーニとその作品の世界的再評価と研究の飛躍的発展に鑑み、これを学問的に継承し、日本における研究・批評・著述・演奏にさまざまな角度から貢献することを目的に1995年12月設立され、96年1月に活動を開始しました。研究者と演奏家の相互協力に基づく当協会では、研究紀要「ロッシニアーナ」、例会(年7回ほど開催)、公式ホームページ(https://www.akira-rossiniana.org/)、メールマガジン「ガゼッタ」配信のほか、オペラ公演を含めて20回以上の演奏会を実施しています。中でも2000年の《ランスへの旅》邦人初演と2002年の再演、ピアノ伴奏によるオペラ抜粋《湖の女》、《セミラーミデ》、《マオメット2世》、協会設立20周年記念ガラコンサートにより、高い評価を得ております。
名誉会長:フィリップ・ゴセット[故人]、会長:水谷彰良、事務局長:金井紀子。ロッシーニに関心のある方はどなたでも入会できます。入会資料請求は事務局まで(045-508-9012)。