中村ゆかり(Vn)& ブルーノ・カニーノ(Pf)
デュオ結成20周年記念リサイタル ~奇跡の出会いから~
日時 |
2024年8月30日(金)19時開演(18時30分開場) |
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会場 | HAKUJU HALL(東京・富ヶ谷) |
料金 |
全自由席 ¥5,000 学生¥2,000 |
出演 |
ヴァイオリン:中村ゆかり ピアノ:ブルーノ・カニーノ |
曲目 |
モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379 プロコフィエフ/ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94a ドビュッシー/ヴァイオリン・ソナタ ト短調 フランク/ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
[特別協賛] 株式会社 ニフコ https://www.nifco.com/ [チケット取扱い] チケットぴあ https://t.pia.jp/ (Pコード 266897) ※ オンラインでのお申込みはセブンイレブンでのお引き取りとなります。 ・ お電話でのお申込み TEL.03-3501-5638 [コンサートマネージメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
~奇跡の出会いから~
カニーノ先生との出会いは20年前、日本で先生の素晴らしいコンサートを聴いた後、母とレストランでお食事をしていましたら、そこにカニーノ先生がお一人で現れて、奇跡的に私の隣の席に座った時から始まりました。私が勇気を出して彼に話しかけてから、音楽についてお話が尽きず、「是非貴女の演奏を聴きたいですね」とミラノのご自宅にお招き頂き、嬉しくて、ヴァイオリンを持ってミラノに飛んでいき、1日中ご一緒に色々なソナタを弾いて下さった後、先生から「貴女と是非コンサートをやりたい」と言われて、デュオを結成する事となりました。
あれから20年、共演して頂く度に、「世界の巨匠」のカニーノ先生も進歩しておられて驚きでしたが、コロナ禍の後、昨年9月21日に数年ぶりに共演した時は、先生が80年以上の歳月を経て音楽を極めた境地に至っておられ、その芸術の深さと美しさに心を打たれました。私はそんな先生から沢山の事を学び、昨年あまり褒めない先生から「ゆかりの演奏はなんて美しいんだろう。」と仰って頂きました。
今回はデュオ結成20周年記念として、先生が「とても美しくバランスも良い」と喜んでおられるプログラムをご用意しております。是非皆様とご一緒に、米寿を迎えたカニーノ先生と同じ空間で、美しく楽しい音楽のひと時を過ごせたら幸いに存じます。
中村ゆかり
出演者プロフィール
■ 中村ゆかり(ヴァイオリン) Yukari Nakamura/Violin
16歳でフランスに渡り、滞欧生活20年以上になり、真に人の心に語りかける演奏を学び、今回共演のカニーノに「貴女とはいつでも一緒に演奏したい」と認められた、本格的な実力派ヴァイオリニスト。
3歳半より鷲見三郎氏に師事し桐朋女子高校音楽科1年16歳で渡仏、パリ国立高等音楽院卒業後スイスのジュネーヴ音楽院を経てベルン音楽院でスイスで最高の博士号「ソリスト賞」を得る。
高名なヴァイオリニスト、ヘンリック・シェリングに師事。スイスのヌシャテル交響楽団のコンサートマスターに招聘され、ソリストとしてもスイス、フランス、イタリア等ヨーロッパ各地でコンサートを行い、高評を得る。
日本でも東京をはじめ各地でコンサートを行い、日本を代表する名ピアニスト藤井一興、小林道夫の両氏、フランスの名ピアニスト、ミシェル・ダルベルト氏らと共演、NHK-FMの公開録音等幅広く活躍し、CD「フランス物語」と「ウィーン物語」をリリース。
2022年東京文化会館で行った藤井一興氏とのリサイタルが権威ある音楽評論家によって「2022年度コンサートベストテン」に選ばれる(「音楽の友」誌)。中村の幅広い内容のトークも好評で、数多くのトーク・コンサートを行い、教会や美術館、お寺での奉納演奏、病院等でも演奏会を行なっている。
■ ブルーノ・カニーノ(ピアノ) Bruno Canino/Piano
「世界の巨匠」と言われ、88歳になった現在も世界中で演奏し、聴衆に感動を与えている。
1935年イタリアのナポリ生まれ。ナポリ音楽院とミラノのヴェルディ音楽院においてピアノと作曲を学び、56年、58年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール入賞、60年ダルムシュタット国際コンクール入賞。クラウディオ・アバド、リッカルド・ムーティ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、リッカルド・シャイー、ピエール・ブーレーズ等の指揮で、ベルリン・フィル、イギリス室内管、フランス国立管、ミラノ・スカラ座管、ニューヨーク・フィル、サンタ・チェチーリア管、フィラデルフィア管、アムステルダム・コンセルトヘボウ管、アンサンブル金沢等、世界有数のオーケストラに招かれ共演してソリストとして名声を博し、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、日本、アジア、ロシア等世界各地の主要なホールで活躍し、数々の初演も手掛けている。
室内楽にも大変意欲的で、サルヴァトーレ・アッカルド、イツァーク・パールマン、ヴィクトリア・ムローヴァ、オーレル・ニコレ、セヴェリーノ・ガッゼローニ、ハインツ・ホリガー等、共演した世界最高峰のソリストたちからの信望も高く、現在も世界中からの演奏のオファーが後を絶たない。
『J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲』『ドビュッシー:ピアノ作品全集』等レコード録音も多数あり、ヨーロッパをはじめ、世界の数々の国際音楽コンクールの審査員を務めている。
ジェノヴァ・ユースオーケストラの芸術監督、1999年から2001年までイタリアのヴェネツィア音楽祭で芸術監督を務める。ミラノ音楽院において24年間教授を務め、スイスのベルン音楽院ではピアノと現代音楽のマスタークラスの教授を11年間務める。現在はマドリッドで教鞭をとる。1990年代から現在まで1年おきに「草津夏期国際音楽アカデミー」の教授を務めている。