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モルゴーア・クァルテット 演奏活動30周年 Vol.3

聴きたい、が弾きたい!

日時 2024年1月22日(月)19時開演(18時30分開場)
会場 東京文化会館 小ホール(東京・上野)
料金 指定席(限定32席)¥4,500、一般(自由席)¥4,000、学生(自由席)¥2,000
※指定席はミリオンチケットのみで取扱い。
出演

第1ヴァイオリン:荒井英治

第2ヴァイオリン:戸澤哲夫

ヴィオラ:小野富士

チェロ:藤森亮一

曲目

再演総選挙によるプログラム

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 変ロ長調 作品133「大フーガ」

シュニトケ/弦楽四重奏曲 第3番

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132

[チケット取扱い]

  東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650

  e+(イープラス) https://eplus.jp

  ローソンチケット https://l-tike.com/

  ミリオンチケット

   ・ オンライン・チケットサービス

     ※ オンラインでのお申込みはセブンイレブンでのお引き取りとなります。

   ・ お電話でのお申込み TEL.03-3501-5638

[コンサートマネージメント]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638


モルゴーア・クァルテット 演奏活動30周年 Vol.3 聴きたい、が弾きたい!・チラシ

モルゴーア・クァルテット 演奏活動30周年 Vol.3 聴きたい、が弾きたい!・チラシ

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 皆様、今回の再演総選挙に参加してくださり、ありがとうございました!

 予定通り、2回にわたり、リクエストの結果に基づいてプログラムを組み、お楽しみいただける運びになりました。

 初回の1月公演では、ベートーヴェンとシュニトケ、という取り合わせです。
 ベートーヴェンの第15番は2002年1月の第16回定期演奏会にて演奏しました。メンバー・チェンジがあり、戸澤哲夫が加わって2つめの定期演奏会でした。青木高志とはまた異なる個性の参入により、新たにモルゴーアのサウンドや音楽性の方向を探っていた時期です。
 また、『大フーガ』は2003年6月の第19回定期演奏会にて演奏しております。この回では、フェルドマン+リゲティ第2番+ベートーヴェン16番を併演し、モルゴーア史上、最強のプログラムと自認しておりました。
 そして、シュニトケの第3番は2013年6月の第38回定期演奏会で取り上げました。

 定期では再演をしないという私達のポリシーは結果的には完璧には守られてはいないのですが、その目的は、常に新しいレパートリーを探し出し興味をもって挑戦していくこと、それを大切にしたいからです。
 膨大な弦楽四重奏のレパートリーのほんの一部の有名曲に限られてコンサートに掛けられているのが室内楽。つまり、親しみやすい=すでに何回も聴いたことがある『あだ名』付きの曲を少なくとも1曲は加えることでお客さんを増やさなければ、という極めて保守的な慣習がいまだ主流であることを嘆いているからです。

 音楽(芸術)を鑑賞するために足を運ぶことは好奇心なのではないでしょうか。決してマスコミが騒いで作りあげたトレンドを追うことでも、わざわざ時間とお金をかけただけのモトを取らなきゃ損、という気持ちであっては、芸術というものは育っていく筈もありません。
 芸術を愉しむことは間違いのない商品を購入することとは相容れません。なぜなら愉しむかどうかは享受する側の感性の問題であるからです。

 私達モルゴーアは冒険心を愉しむことを主眼とし、いわゆる『安全・安心』を提供することは1%も考えておりません。そして、なによりありがたいことに、モルゴーアを支えている皆様もそこに同意してくださり、毎回聴きにいらしてくださる、そこが非常に心強いのですし、私達の原動力になっているのです。

 活動30周年を記念する再演回は大切な皆様への感謝祭となります。
 久しぶりに再会する曲に新たな発見を期待しながら演奏いたします。



荒井英治



出演者プロフィール


荒井英治(第1ヴァイオリン) Eiji Arai/1st Violin

 元東京フィルハーモニー交響楽団 ソロコンサートマスター


戸澤哲夫(第2ヴァイオリン) Tetsuo Tozawa/2nd Violin

 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 コンサートマスター


小野富士(ヴィオラ) Onofuji/Viola

 元NHK交響楽団 次席ヴィオラ奏者


藤森亮一(チェロ) Ryoichi Fujimori/Violoncello

 NHK交響楽団 首席チェロ奏者



モルゴーア・クァルテット MORGAUA QUARTET/String Quartet


 MORGAUA QUARTET(モルゴーア・クァルテット)は、ショスタコーヴィチの残した15曲の弦楽四重奏曲を演奏するため、1992年秋に結成された弦楽四重奏団。翌'93年6月に第1回定期演奏会を開始。

 2001年1月の第14回定期演奏会でショスタコーヴィチの残した弦楽四重奏曲全15曲を完奏。

 同年4月、第2ヴァイオリンを青木高志から戸澤哲夫に交代。

 2001年11月からは「トリトン・アーツ・ネットワーク」との共催公演で《モルゴーア・クァルテット ショスタコーヴィチ・シリーズ》を5回に亘って行ない、'03年12月に2度目の完奏。

 2003年6月の第19回定期演奏会で、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を完奏。

 2005年4月、マイスター・ミュージックから《ボロディン:弦楽四重奏曲集》を発売。

 2006年6月、第25回定期演奏会で、バルトークの弦楽四重奏曲全6曲を完奏。同年9月には「トリトン・アーツ・ネットワーク」との共催でショスタコーヴィチ生誕100周年記念弦楽四重奏曲全曲演奏会を行ない、3日間で全15曲を3度目の完奏。

 2008年11月、東京フィルハーモニー交響楽団 第761回サントリー定期シリーズに、マルティヌー作曲「弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲」のソリストとして招聘され、弦楽四重奏団としての高いクオリティを評価された。

 2009年1月の第30回定期演奏会で、ベートーヴェン中期弦楽四重奏曲を完奏。

 2012年6月、結成20周年記念ガラコンサート「20th Anniversary Morgaua Quartet GALA」を福島、東京、大阪で開催。'12年6月と'14年5月、そして'17年3月に日本コロムビアからリリースした、荒井英治編曲のプログレッシヴ・ロック・アルバム《21世紀の精神正常者たち》《原始心母の危機》《トリビュートロジー》により、ボーダーレスな弦楽四重奏団としての高い評価を受ける。

 ショスタコーヴィチ没後40年(2015)から生誕110年(2016)をつなぐ「ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全15曲演奏会」を'15年大晦日から'16年元旦にかけて「横浜みなとみらいホール小ホール」で開催。一晩で全曲演奏するという瞠目のプログラムで多くの聴衆を集め、4度目の完奏。

 2017年6月、結成25周年記念コンサートを福島、東京(vol.1)で、'18年1月にvol.2を東京で開催。

 1998年1月、第10回「村松賞」、2011年5月、2010年度「アリオン賞」、'16年9月、第14回「佐川吉男音楽賞 奨励賞」、'17年9月「第47回JXTG音楽賞 洋楽部門本賞」、'18年6月「第28回みんゆう県民大賞 芸術文化賞」を受賞。

 モルゴーア・クァルテットの斬新なプログラムと曲の核心に迫る演奏は、常に話題と熱狂を呼んでいる。

 モルゴーアは、エスペラント語(morgaŭa=明日の)に原意を持つ。


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