第2回 無伴奏の世界 荒井英治(ヴァイオリン)
日時 |
2023年7月13日(木)19時開演(18時30分開場) |
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会場 | 東京文化会館 小ホール(東京・上野) |
料金 |
全席自由 ¥4,000 |
曲目 |
ペンデレツキ/無伴奏ヴァイオリンのための『ラ・フォリア』(2013) J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 ストラヴィンスキー/無伴奏ヴァイオリンのための『エレジー』(1944) イザイ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op.27より 第4番、第5番、第6番 |
[チケット取扱い] ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス) ※ミリオンチケットでのお申込みはセブンイレブンでのお引き取り。 東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650 チケットぴあ https://t.pia.jp/ (Pコード 239833) [コンサートマネージメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
東京フィルのソロ・コンサートマスターを卒業してからの荒井英治を語るに最も相応しい言葉は「ソリスト」ではあるまい。あちこちのオーケストラに客演したり、様々な世代と室内楽する荒井の姿に「巨匠」や「長老」という言葉もまるで似合わない。
敢えて言えば、荒井英治はヴァイオリンを抱えた「インフルエンサー」である。そこに居て、何かするだけで、周囲の人々に影響を与える存在。荒井が最前列に座るだけで纏まる、音楽家達の目の色も音も変わる…正に「インフルエンサー」。そんな荒井が、たったひとりで舞台に立ったらどうなるのか? 他者に向かうオーラが真っ正面から己に向かうとき、ヴァイオリンという楽器に何が起きるのか? もしかしたら、普段私たちが思っている「正しさ」や、はたまた「美しさ」すらも、どこかに追いやられてしまうかもしれない。そして、私たちは荒井英治にインフルエンスされる。
渡辺 和(音楽ジャーナリスト)
出演者プロフィール
■ 荒井英治(ヴァイオリン) Eiji Arai/Violin
1979年から新星日響、80年から東響、 そして89年から2015年までは東京フィルのソロ・コンサートマスターを長きにわたり務める。ソリストとしてJ.S.バッハからショスタコーヴィチ、リゲティ、グバイドゥーリナに至る数多くの協奏曲を、秋山和慶、大野和士、井上道義、ルドルフ・バルシャイ、ヤーノシュ・コヴァーチュ、ウラディーミル・フェドセーエフ諸氏らと共演する。
1992年、モルゴーア・クァルテット結成に参画。当初よりショスタコーヴィチの全弦楽四重奏曲に取り組み、注目を浴びる。以後も知られざる作品を定期演奏会で順次紹介し、さらにはプログレッシブ・ロックを自らの編曲により迫真性に満ちた再現を行い、衝撃を与えている。
現在、日本センチュリー響首席客演コンサートマスター。名古屋フィル首席客演コンサートマスター。東京シティ・フィル特別客演コンサートマスター。東京音楽大学教授。