第17回
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲【9曲】演奏会
日時 |
2022年12月31日(土)14時開演(13時15分開場、終演21時30分頃) |
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会場 | 東京文化会館 小ホール(東京・上野) |
料金 | 全席指定 ¥10,000 |
出演 |
古典四重奏団 川原千真/花崎淳生/三輪真樹/田崎瑞博 クァルテット・インテグラ 三澤響果/菊野凛太郎/山本一輝/築地杏里 クァルテット・エクセルシオ 西野ゆか/北見春菜/吉田有紀子/大友 肇 |
曲目 |
古典四重奏団 弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.59-1「ラズモフスキーNo.1」 弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキーNo.2」 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキーNo.3」 クァルテット・インテグラ 弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.127 弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.130 弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.133「大フーガ」 クァルテット・エクセルシオ 弦楽四重奏曲 嬰ハ短調 Op.131 弦楽四重奏曲 イ短調 Op.132 弦楽四重奏曲 へ長調 Op.135 |
[チケット取扱い] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス) ※ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス)からのお申込みはセブンイレブンでのお引き取りとなります。 東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650 チケットぴあ https://t.pia.jp/(Pコード:225760) e+(イープラス)https://eplus.jp/ [マネージメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
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「ベートーヴェンを語る」 鼎談:野平一郎・土田英三郎・平野 昭(予定)
2022年12月31日(土)11時00分~12時45分
東京文化会館 4階会議室
聴講料 ¥1,000(要予約・当日支払い)35名限定
(但し 日本ベートーヴェンクライス会員の方か、当日大・小ホールでのベートーヴェン演奏会チケット購入者に限ります。)
主催/日本ベートーヴェンクライス
出演2年目のクァルテット・インテグラが後期に挑む
第17回も常設の3組によるベートーヴェン9曲を!
2006年から毎年大晦日に開催してまいりました『ベートーヴェン弦楽四重奏演奏会』が、今年17年連続の第17回を迎えます。
昨年は「若い世代の常設の四重奏団を」という抜擢で、20代の若手団体の代表格、クァルテット・インテグラが初登場。その直前にバルトーク国際コンクール優勝という快挙を成し遂げた勢いそのままに、端々しく熱気あふれる「ラズモフスキー」3曲で会場を盛り上げてくれました。常連の2団体は、ベテランならではの安定感を見せたクァルテット・エクセルシオ、世界的にも類のない境地を聴かせた古典四重奏団。特に後者のOp.131ㆍOp.132は、ひとつの理想形を示す屈指の名演になりました。
今年はまず古典四重奏団が「ラズモフスキー」で中期傑作の魅力を表現し尽くします。クァルテット・インテグラは後期の世界に突入。どんな境地に辿り着くのか、楽しみでなりません。最後の3曲はクァルテット・エクセルシオによる練達の演奏で、その深き音楽を味わえることでしょう。三者三様のベートーヴェンで、ゆっくり過ごす大晦日を。
(林 昌英/音楽ライター)
出演団体プロフィール
■古典四重奏団 Quartetto Classico
1986年東京藝術大学及び同大大学院卒業生により結成。レパートリーは80数曲にのぼり、そのすべてを暗譜で演奏。研ぎ澄まされた集中力と温かく透明なハーモニーを持ち、作品へのアプローチは極めて独創的である。全員がピリオド楽器の演奏もするが、古典四重奏団では通常のモダン楽器を使用。現在定期公演【ムズカシイはおもしろい!】を継続中。1996年ニューヨークの鬼才S.ライヒと日本人として初めて「ディファレント・トレインズ」を共演、99年ギリシア公演、2005年ドイツ公演。【SQWシリーズ】において、02年から15年までに30公演77曲を演奏。【ハイドンの部屋】、【ショスタコーヴィチの自画像】、大晦日開催の【ベートーヴェン弦楽四重奏曲9曲演奏会】に16年連続出演。
村松賞、文化庁芸術祭演奏部門大賞、同CD部門大賞、演奏部門優秀賞、JXTG音楽賞(旧モービル音楽賞)奨励賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞、レコードアカデミー大賞各受賞。特にレコードアカデミー大賞においては、57年間で邦人演奏家わずか3度目の受賞という快挙を成し遂げた。
これまでに、ベートーヴェン後期(全4枚)、バッハ『フーガの技法』、シューベルト『死と乙女』、モーツァルト『ハイドン四重奏曲集』(全3枚)、バルーク全6曲(2枚組プラス解説CD)、ショスタコーヴィチ全15曲(全5枚)をリリース。23年春にベートーヴェン全集リリース予定。
川原千真 KAWAHARA Chima(Vn Ⅰ)/花崎淳生 HANAZAKI Atsumi(Vn Ⅱ)/
三輪真樹 MIWA Maki(Vla)/田崎瑞博 TASAKI Mizuhio(Vc)
■クァルテット・インテグラ Quartet Integra
2015年桐朋学園に在学中に結成。22年ARDミュンヘン国際音楽コンクール第2位、併せて聴衆賞を受賞。バルトーク国際コンクール2021弦楽四重奏部門第1位。第8回秋吉台音楽コンクール 弦楽四重奏部門第1位、併せてベートーヴェン賞、山口県知事賞を受賞。キジアーナ音楽院夏期マスタークラスにおいて最も優秀な弦楽四重奏団に贈られる“Banca Monte dei Paschi di Siena Prize”を受賞。クライブ・グリーンスミス氏、ギュンター・ピヒラー氏の指導を受ける。第41回霧島国際音楽祭に出演し、堤剛音楽監督賞及び霧島国際音楽祭賞を受賞。これまでに、磯村和英、堤 剛、練木繁夫、山崎伸子の各氏、クァルテット・エクセルシオと共演し好評を博す。NHK「クラシック俱楽部」「リサイタル・パッシオ」「ららら♪クラシック」等に出演。サントリーホール室内楽アカデー第5、6期フェロー。
磯村和英、山崎伸子、原田幸一郎、池田菊衛、花田和加子、堤 剛、毛利伯郎、練木繁夫の各氏に師事。公益財団法人松尾学術振興財団より助成を受ける。2022年秋よりロサンゼルスのコルバーンスクールにレジデンスアーティストとして在籍。
2022年9月に行われたミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で第2位、および聴衆賞を受賞。日本人団体としては1970年に優勝した東京クヮルテットに次ぐ成績である。同コンクールの弦楽四重奏部門は、世界最高レヴェルの難関と言われている。ファイナルではベートーヴェンとバルトークの弦楽四重奏曲を演奏した。
〈公式HP〉https://vcofficialsite.wixsite.com/quartetintegra
三澤響果 MISAWA Kyoka(Vn I)/菊野凛太郎 KIKUNO Rintao(Vn Ⅱ)/山本一輝 YAMAMOTO Itsuki(Vla)/築地杏里 TSUKIJI Anri(Vc)
■クァルテット・エクセルシオ Quartet Excelsior
桐朋学園大学在学中の1994年に結成。「繊細優美な金銀細工のよう」(独フランクフルター・アルゲマイネ紙)と2016年ドイツ・デビューで称賛された、年間60公演以上を行う日本では数少ない常設の弦楽四重奏団。21年12月にリリースした最新アルバム「ベートーヴェン第13番&大フーガ」で、日本人団体として本邦初のベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲録音を完結させ、各種メディアで高い評価を得ている。3本の柱『定期演奏会』『現代曲』『アウトリーチ』を中心に、様々なシリーズを展開しつつ全国的に活動。また海外公演も回を重ねている。16年6月サントリーホール主催により2週間でベートーヴェン弦楽四重奏全16曲を日本人団体として初演奏。同年6月まで6年間『サントリーホール室内楽アカデミー』でコーチングファカルティを務め、引き続き後進の指導にもあたっている。
第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位、第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、ならびにS.シャリーノ特別賞、第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞等受賞歴多数。2017年4月より浦安音楽ホールレジデンシャル・アーティスト。
〈公式HP〉http://www.quartet-excelsior.jp/
〈Facebook〉https://www.facebook.com/QuartetExcelsior /
西野ゆかNISHINO Yuka(Vn Ⅰ)/北見春菜 KITAMI Haruna(Vn Ⅱ)/
吉田有紀子 YOSHIDA Yukiko(Vla)/大友肇 OTOMO Hajime(Vc)