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アプサラス第10回演奏会

第2回「松村賞」受賞作品、松村禎三作品と会員作品

日時

2022年12月19日(月)18時30分開演(17時30分開場)
           (18時より第2回「松村賞」授賞式予定)

会場 東京文化会館 小ホール(東京・上野)
料金 全席自由 一般 ¥3,000、学生 ¥2,000
曲目

谷地村博人/ミューゼス 第1番「月の道」〜3人の奏者のために〜(第2回「松村賞」受賞作品・初演)

福丸光詩/フィグレスⅡ〜ヴィブラフォン、ヴィオラ、チェロのために(第2回「松村賞」受賞作品・初演)

甲田 潤/フルート、チェロ、ピアノのための 《ラプソディ》(初演)

中田恒夫/Whirlpools(初演) (Violin、Violoncello、Piano)

高橋 裕/「玄象」 クラリネット、バスクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲(初演)

若林千春/「木・林・森…鼎響」〜フルート、ヴィオラとハープのために〜(改訂初演)

阿部亮太郎/この世の風 第5番(初演)(Violin、Violoncello、Piano)

松村禎三/アプサラスの庭(1971)(Flute、Violin、Piano)

出演

ヴァイオリン:尾池亜美、石上真由子

ヴィオラ:甲斐史子

チェロ:山澤 慧、夏秋裕一

フルート:多久潤一朗

クラリネット:田中香織

ピアノ:飯野明日香、田中翔一朗

ハープ:高野麗音

ヴィブラフォン:會田瑞樹

[主催]

  アプサラス

[後援]

  一般社団法人 日本作曲家協議会

  特定非営利活動法人 日本現代音楽協会

[助成]

  公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団

  公益財団法人 花王芸術・科学財団

  公益財団法人 東京歴史文化財団 アーツカウンシル東京

  公益財団法人 朝日新聞文化財団

[協賛]

  三つ葉屋

[チケット取扱い]

  e+(イープラス)第10回 アプサラス演奏会のチケット情報

  ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス)

  ※ミリオンチケットでのお申込みはセブンイレブンでのお引き取りとなります。

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

  東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650

[お問合せ]

  アプサラス事務局 TEL.&FAX.03-3488-9292 E-mail:t.m.apsaras@gmail.com

[コンサートマネージメント]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

アプサラス第10回演奏会・チラシ

アプサラス第10回演奏会・チラシ

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「アプサラス第10回演奏会」について



今年で結成12年目となる<アプサラス>では、2019年に生誕90周年を迎えた作曲家・松村禎三が日本音楽史上に残した数多なる功績を記念し「松村賞」を設立しました。
「松村賞」は、新しい才能、優れた作品を発掘するための作曲コンクールです。
「アプサラス第10回演奏会」のプログラムは、第2回「松村賞」の課題編成である「トリオ」に焦点をあて構成したものです。
会員の5作品と松村禎三《アプサラスの庭》(1971)とともに、第2回「松村賞」受賞作品が、11名の演奏家により上演される予定です。



作曲家プロフィール



谷地村博人 Hirito Yachimura/Composer

 独学で作曲を学ぶ。第7回TIAA作曲家コンクール室内楽部門審査員賞受賞。第25回現音作曲新人賞入選。第33回ピティナ・ピアノコンペティション新曲課題曲作品賞受賞。受賞曲は同コンペティション・ソロ部門特級セミファイナル課題曲に採用される。第6回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位受賞。受賞曲は第62回全日本吹奏楽コンクール課題Ⅴに採用される。



福丸光詩 Koji Fukumaru/Composer

 1997年栃木県生まれ。東京音楽大学及び同大学院で作曲を中橋愛生、原田敬子、細川俊夫の各氏に師事。現在修士課程2年に在籍し、「基督信仰と芸術音楽」をテーマに研究と創作活動を行っている。第16回東京音楽大学学長賞受賞。第90回日本音楽コンクール作曲部門第1位、併せて三善賞及び明治安田賞受賞。第2回「松村賞」受賞。2022年度ロームミュージックファンデーション奨学生。クマ財団6期生。



甲田 潤 Jun Kouda/Composer

 東京音楽大学作曲科卒業、同大学研究科修了。作曲を伊福部 昭、有馬礼子、池野 成、川井 學、松村禎三の諸氏に師事。日本作曲家協議会、日本現代音楽協会会員、Apsaras理事、東京音楽大学民族音楽研究所専任研究員、同大学付属高校兼担講師。
 主な作品に《管弦楽のための抒情断章》《アイヌ詠嘆詩に依る“Cis Sinot Ca”(涙の歌)~女声合唱とピアノのために~》《増上寺・縁山流声明と絃楽のための「四智讃」「錫杖」》等がある。



中田恒夫 Tsuneo Nakata/Composer

 慶應義塾大学理工学研究科卒。ヴァイオリンを堤 清、徳澤姫代、玉置勝彦、志村寿一の各氏に、ジャズ演奏・理論をMeg Okura、Rob Thomas、Victor Lin、大山日出男、松井秋彦、北床宗太郎の各氏に、作曲をDinu Ghezzo、松葉歩美、小林 聡、塚本一実の各氏に師事。2012年オーケストラのための“Path to the Ray”が東京アカデミーオーケストラにより初演。全日本児童音楽協会会員。



高橋 裕 Yutaka Takahashi/Composer

 1953年京都に生まれる。東京藝術大学音楽学部、同大学大学院作曲専攻修了。日本交響楽振興財団作曲賞入選、世界仏教音楽祭コンクール第1位、国際カール・マリア・フォン・ウェーバー室内楽コンクール第1位、第1回芥川作曲賞、オーケストラ・アンサンブル金沢特別賞を受賞している。
 これまで東京藝術大学音楽学部講師、同附属音楽高校教諭として後進の指導にあたった他、名古屋音楽大学、大阪芸術大学客員教授として活動している。



若林千春 Chiharu Wakabayashi/Composer

 日本音楽コンクール作曲部門第1位・安田賞。第1回東京文化会館舞台芸術作品募集最優秀賞。「秋吉台の夏2005〜2013」招聘講師。「若林千春 個展 Ⅷ」は2週にわたりNHK—FMで放送される。2022年秋「琳-0 若林千春作品展」を開催。
 CD「原響/ひもろぎ」「玉響…ぴあにッシモ」が、レコード芸術誌上にて特選盤の評価。フランスの現代音楽演奏団体Accroche note、C.ドラングル、M. カーロリによって演奏されている。「なにもないことのすべて=“うつ”」をテーマに創作活動を展開。



阿部亮太郎 Ryotaro Abe/Composer

 1962年東京生まれ。東京藝術大学作曲科卒業、同大学院修了。日本交響楽振興財団作曲賞佳作、民音現代作曲音楽祭委嘱等。東京佼成ウインドオーケストラ、東京混声合唱団等の委嘱。近作:《宙吊りの崖》str.ens. 《漆黒の網目》orch. 《メタふりかえり術》trp.vib. 《置かれたものも動き出す》stq.
 上越教育大学大学院教授。日本作曲家協議会、日本音楽表現学会 各会員。



松村禎三 Teizo Matsumura/Composer

 1929年京都市生まれ。作曲を池内友次郎、伊福部 昭に師事。68年第17回尾高賞「管弦楽のための前奏曲」、73年文化庁芸術祭優秀賞「ピアノ協奏曲第1番」、78年第27回尾高賞「ピアノ協奏曲第2番」、同年サントリー音楽賞を受賞。委嘱作のオペラ「沈黙」は93年に初演され、新しい日本のオペラとして絶賛を浴びている。東京藝術大学名誉教授。




出演者プロフィール



尾池亜美(ヴァイオリン) Ami Oike/Violin

 東京藝術大学附属音楽高校を経て、同大学を安宅賞、同声会賞、アカンサス賞を受賞し卒業。ローザンヌ高等音楽院修士課程修了。英国王立北音楽院、グラーツ芸術大学において研鑽を積む。日本音楽コンクール、RNCMマンチェスター国際ヴァイオリン・コンクール優勝、カール・フレッシュ国際コンクール第2位ほか受賞多数。スイス、イギリス、セルビア、中国など各国でリサイタルを開催、国内外のオーケストラやアンサンブルと共演。2020年度より東京藝術大学講師。



石上真由子(ヴァイオリン) Mayuko Ishigami/Violin

 日本音楽コンクール等、内外で優勝・受賞多数。国内外でオーケストラとの共演も重ね、ソロ・室内楽・オーケストラ等、幅広く活躍。題名のない音楽会やNHKクラシック音楽館等、メディア出演も多数。Music Dialogue、CHANEL室内楽、KCH、おんかつアーティスト。京都市芸術新人賞、音楽クリティック・クラブ賞、大阪文化祭賞、青山音楽賞受賞。日本コロムビアよりCD好評発売中。
 www.mayukoishigami.com



甲斐史子(ヴィオラ) Fumiko Kai/Viola

 桐朋学園音楽大学卒業、同大学研究科修了。江藤俊哉ヴァイオリンコンクール第1位入賞、現代音楽演奏コンクール〈競楽Ⅴ〉第1位入賞。第12回朝日現代音楽賞受賞、青山バロックザール賞受賞、ドイツ・ダルムシュタットにおいて、クライニヒシュタイナー賞受賞、アンサンブル・ノマドのメンバーとして、第3回佐治敬三賞受賞、2020年リリース、アイヴズ・ソナタCDが文化庁芸術祭・レコード部門優秀賞受賞。神奈川県立弥栄高校、東京藝術大学ソルフェージュ科非常勤講師。



山澤 慧(チェロ) Kei Yamazawa/Violoncello

 東京藝術大学附属音楽高校、同大学を経て、同大学院を修了。第2回秋吉台音楽コンクール・チェロ部門第1位。第11回現代音楽演奏コンクール“競楽XI”第1位、第24回朝日現代音楽賞受賞。音川健二、藤沢俊樹、河野文昭、西谷牧人、鈴木秀美、山崎伸子の各氏に師事。文化庁新進芸術家海外研修生として、フランクフルトにおいてM.Kasper氏に師事。藝大フィルハーモニア管弦楽団首席チェロ奏者、千葉交響楽団契約首席チェロ奏者。



夏秋裕一(チェロ) Hirokazu Natsuaki/Violoncello

 東京藝術大学附属音楽高校、同大学を経て、同大学院を修了。藝大フィルハーモニア管弦楽団チェロ奏者。チェロアンサンブルXTCメンバー。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」出演。第35回霧島国際音楽祭賞(室内楽)受賞。2015年、19年に越谷市民交響楽団とドヴォルザーク、ブラームスの二重協奏曲を共演。これまでにチェロを河野文昭、上森祥平、宮城 健、山崎伸子の各氏に師事。



多久潤一朗(フルート) Jun-ichiro Taku/Flute

 東京藝術大学在学時より現代音楽を中心に活動を始め、国内外の作曲家の新作初演を多数手がける。フルート・トリオ『マグナムトリオ』リーダーとしてはイギリスやカナダ、ロシア、韓国他様々な国で招待公演を行なった。TV、CM、映画音楽などのレコーディングは年間100本を超え、アニメ「鬼滅の刃」や米津玄師「パプリカ」、Nintendo Switch「スーパーマリオ」「ゼルダの伝説」などのフルート及び和笛、民族笛などを担当している。



田中香織(クラリネット) Kaori Tanaka/Clarinet

 国立音楽大学、バーゼル市立音楽院音楽大学卒業。第78回日本音楽コンクール第1位、第2回ジャック・ランスロ国際クラリネット・コンクール第2位、第3回トリノ国際音楽コンクール第2位。バーゼル響、バーゼル室内管、東響、東京フィル、九州響等、国内外のオーケストラと共演。10年に渡るヨーロッパでの活動を経て2014年秋に帰国し、現在はソロ・室内楽の分野で活動中。国立音楽大学講師、元バーゼル音楽院音楽大学講師。



飯野明日香(ピアノ) Asuka Iino/Piano

 東京藝術大学附属音楽高校、同大学、パリ国立高等音楽院ピアノ科、フォルテピアノ科卒。ベルギー政府給費留学生としてブリュッセル王立音楽院ピアノ科修了。2010年第28回中島健蔵音楽賞、14年度レコード・アカデミー賞(現代曲部門)受賞。リリースした4枚のCDは全てレコード芸術特選盤他の高い評価を得ている。洗足学園音楽大学、桐朋学園大学、東京藝術大学、同附属音楽高校非常勤講師。秋田市観光クチコミ大使。



田中翔一朗(ピアノ) Shoichiro Tanaka/Piano

 ピアニスト、作・編曲家。東京藝術大学器楽科ピアノ専攻、作曲科卒業。同大学院修士課程作曲専攻修了。ピアニストとしてこれまでに新日本フィル、藝大フィル等とリゲティのピアノ協奏曲等を共演する他、多くの新曲初演に携わる。2022年6月にはオペラシティ「B→C」シリーズに出演。第11回現代音楽演奏コンクール“競楽XI”入選、第45回茨城県新人賞等受賞。作曲家としても作品は国内外で演奏され、一部はカワイ出版等より刊行されている。現在、東京藝術大学作曲科、ソルフェージュ科、各非常勤講師。



高野麗音(ハープ) Reine Takano/Harp

 東京藝術大学附属音楽高校、東京藝術大学音楽学部を経て、パリ国立高等音楽院修士課程を首席で修了。2008年フランス・パリ国際ハープ・コンクール最高位。これまでに景山真菜、木村茉莉、渡邊萬里、イザベル・モレッティの各氏に師事。広響、群響、札響と共演。 現在、東京藝術大学音楽学部、札幌大谷大学非常勤講師。



會田瑞樹(ヴィブラフォン) Mizuki Aita/Vibraphone

 1988年宮城県仙台市生まれ。2010年、日本現代音楽協会主催“競楽Ⅸ”第2位入賞と同時にデビュー。300作品以上の新作初演を手がけ、「初演魔」の異名を持つ打楽器/ヴィブラフォン奏者。最新アルバム「いつか聞いたうた ヴィブラフォンで奏でる日本の叙情」は第59回レコードアカデミー賞受賞。令和2年度大阪文化祭奨励賞、令和3年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。かなっくホールレジデントアーティスト。郡山女子大学短期大学部非常勤講師。



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