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小林道夫チェンバロ演奏会

J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲

日時 2020年12月20日(日)14時(13時15分開場)
会場 東京文化会館小ホール(東京・上野)
料金 全指定席 ¥5,000
曲目 J.S.バッハ/ゴルトベルク変奏曲 BWV988

[チケット取扱い]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

  ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス)

   ※ミリオンチケットでのお申込みはセブンイレブンでのお引き取り。

  チケットぴあ TEL.0570-02-9999(Pコード 187780)

  e+(イープラス) https://eplus.jp

  東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650

[コンサートマネージメント]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638


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・新型コロナウイルス感染症の拡大により公演が延期、中止となる場合がございます。
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★開催日の感染状況によって、感染症予防対策の水準が変わる可能性がございます。
 今後の感染状況によっての変更等につきましては何卒ご了承ください。

小林道夫チェンバロ演奏会 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲・チラシ

小林道夫チェンバロ演奏会 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲・チラシ

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小尾さんへの感謝

小林道夫


 ミリオンコンサート協会の代表、小尾 旭さんが7月25日に亡くなられました(享年90歳)。心からのお悔やみを申し上げ、今迄ほゞ半世紀もの間、毎年12月にゴルトベルク変奏曲を弾かせて下さるという空前絶後のご厚意をいただいたことに、これも心から、本当に全身全霊で感謝を申し上げます。50回はやりたいとおっしゃっておられたので、その時の終演後にステージ裏で申し上げられたらどんなに良かったかと本当に残念です。実際には50回目があり得るかどうかは、誰にもわからないことではありますけれども。

 1966年に私が留学から帰ってきた後、何年か経ってから、フルートのオーレル・ニコレさんとの共演の機会を下さったのが小尾さんでした。幸いニコレさんには気に入っていただけて、ずいぶん巾広いレパートリーをご一緒しましたが、特に深い経験と知識に裏付けられ、すさまじい程の集中力と情熱にあふれるバッハの演奏はとても忘れることができません。毎回の何日間かにわたる長時間のリハーサルは、本当に貴重なレッスンで、楽譜を読むというのがどういう作業かがよくわかりました。時として、いきなり大きな声で「わかった、わかった!」と言われて、君と勉強していると今迄気がつかなかったことが見えてくる、と喜んで下さることもあり、とても幸せな時間でした。そのニコレさんから、君に向いている曲だと思うが、ゴルトベルク変奏曲はレパートリーに入っているかい、と聞かれたことがあります。当時はまだ全曲には目がとどいてはいませんでした。今思うと、ニコレさんから小尾さんに、小林に一度やらせてみたらというような話があったのではと思ったりします。小尾さんからお話をいただいて毎年の12月にゴルトベルク変奏曲をという企画が実現して、しばらくしてからだったと思いますが、何かの折に小尾さんが笑いながら、実は年末の第九大流行の火付役は私です、と話して下さったことがあります。話は、あまりに第九が年末にあふれてしまったので、その逆の極端をやりたくなって、ゴルトベルク変奏曲ということになりました、と続きました。半分冗談のように聞こえるお話だなと思いましたが、小尾さんにニコレさんとのご縁を作っていただいていなければ、そして半世紀も前にゴルトベルク変奏曲を弾いて下さいと言っていただいていなければ、私はたぶんその後何十年もゴルトベルク変奏曲には、とても恐ろしくて手を出してはいなかっただろうと思います。

 バッハ晩年の作品のすごさは、どこまで勉強してもその先へと誘われることにあるのではないかと思います。バッハの楽譜の読み方を教えて下さったニコレさんと引き合わせて下さり、際限のない勉強の楽しみと、演奏会の場でしか学びとり得ない経験を、同一の曲で何度も繰返すという、普通の考えではとても演奏家には許される筈のない機会を作って下さった小尾さんは、音楽家としての私を育てて下さった大恩人です。どんなに言葉を並べても感謝を表現することはできません。

 心から、ありがとうございました、と申し上げるばかりです。



出演者プロフィール


小林道夫(チェンバロ) Michio Kobayashi/Cembalo


 1933年生まれ。東京都立小山台高校を経て、東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。その後渡独し、デトモルト音楽大学で研鑽を積む。

 チェンバロ、ピアノ、室内楽、指揮など活動が多方面にわたる第一人者。バロック音楽への造詣が深く、特にバッハのスペシャリストとして、その演奏は最高の評価を得ている。

 1970年に東京藝術大学バッハカンタータクラブの指揮者に迎えられ、後の日本のバッハ演奏の中心的な存在になる演奏家を数多く育てた。

 伴奏ピアニストとしても、フィッシャー=ディースカウ、エルンスト・ヘフリガー、ヘルマン・プライ、アーリーン・オジェー、J-P.ランパル、オーレル・二コレ、ピエール・フルニエ等々、錚々たる世界超一流の演奏家の伴奏を務め、日本のジェラルド・ムーア(世界的な伴奏ピアニスト)と呼ばれるなど、どの演奏家からも高い評価を受け、信頼されている。

 室内楽プログラムも多彩で、長年のキャリアに裏付けられた深い解釈は、世界各地で高く評価されている。

 1956年毎日音楽賞・新人奨励賞、1970年第1回鳥井音楽賞(現サントリー音楽賞)、1972年ザルツブルク国際財団モーツァルテウム記念メダル、1979年モービル音楽賞を受賞。

 東京藝術大学客員教授、大阪芸術大学客員教授を経て、現在、大分県立芸術文化短期大学客員教授。


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