ベートーヴェン生誕250年記念
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 全曲演奏会
日時 |
第1夜:2020年11月9日(月)18時30分(17時45分開場) 第2夜:2020年11月26日(木)18時30分(17時45分開場) |
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会場 | 王子ホール(東京・銀座) |
料金 |
全席指定 ¥6,000 2回連続券 ¥10,000 ※2回連続券は王子ホールチケットセンター、ミリオンチケットのみの取り扱い |
出演 |
ピアノ:野平一郎 ヴァイオリン:漆原啓子 チェロ:向山佳絵子 |
曲目 |
11月9日 ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調「街の歌」Op.11 ディッタースドルフの主題による14の変奏曲 変ホ長調 Op.44 ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調「幽霊」Op70-1 ピアノ三重奏曲 変ロ長調 WoO39 ピアノ三重奏曲 第2番 ト長調 Op.1-2 ピアノ三重奏曲 第6番 変ホ長調 Op.70-2 11月26日 ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.1-1 ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 Op.1-3 ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO38 「仕立て屋カカドゥ」の主題による変奏曲 ト長調 Op.121a ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調「大公」Op.97 |
[後援] 日本ベートーヴェンクライス [チケット取扱い] 王子ホールチケットセンター TEL.03-3567-9990 ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス) ※ミリオンチケットでのお申込はセブンイレブンでのお引取り チケットぴあ TEL.0570-02-9990 https://t.pia.jp/ Pコード:187551 [マネージメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
10年計画の2年目は、ベートーヴェンのピアノ・トリオ全曲演奏。
もちろん2020年がベートーヴェン生誕250年というメモリアルイヤーであること、そして以前から弾く機会の多かった「大公」トリオを含めて、室内楽でベートーヴェンの一生を俯瞰して見たかった。作曲家の変遷をたどるのはとても楽しい。
20歳そこそこのまだウィーンに定住する前の作品から、ハイドンに捧げた自信作作品1、社交的な作品11、円熟期の作品70、そして大公トリオ、さらにはカカドゥ変奏曲と、このジャンルは30年近くかけて書かれたのだ。
共演してくださるのは、日本を代表する弦楽器奏者の漆原啓子さんと向山佳絵子さんだが、このお二人とはよく演奏しただけではなく、長年にわたり芸術監督を務めている静岡音楽館AOIでの「ピアニストのためのアンサンブル講座」の講師をご一緒に務めてくださった。
最も信頼する室内楽の仲間なのである。
野平一郎
出演者プロフィール
■ 野平一郎(ピアノ) Ichiro Nodaira/Piano
1953年生まれ。東京藝術大学、同大学院修士課程作曲科を修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。
ピアニストとして内外のオーケストラにソリストとして出演する一方、多くの国際的名手たちと共演し室内楽奏者としても活躍。古典から現代までレパートリーは幅広い。近年は指揮者としても活躍、コンチェルトの弾き振りを含め、自作初演でNHK交響楽団等を指揮する。
100曲に及ぶ作品の中には、フランス文化庁、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、IRCAM、国立劇場からの委嘱作品があり、近作では「祝典序曲」(ケント・ナガノ/モントリオール響)、『触知できない領域~チェロとピアノのための~』(チェロ:堤剛)、『管弦楽のための「時の歪み」』(杉山洋一/東京都響)、現在進行中のNHK交響楽団との3回に亘る新作発表のプロジェクト「シズオカ・トリロジーⅠ」「同Ⅱ」(静岡グランシップ)、室内オペラ「亡命」(サントリーホール)など、いずれの作品も圧倒的な成功を収めた。
オーケストラ・ニッポニカ ミュージック・アドヴァイザー。第13回中島健蔵音楽賞、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞、第35回サントリー音楽賞、第55回芸術選奨文部科学大臣賞、第44回、第61回尾高賞、第75回日本芸術院賞を受賞。2012年には紫綬褒章を受章。
現在、静岡音楽館AOI芸術監督。東京藝術大学作曲科教授。日本フォーレ協会会長。日本ベートーヴェンクライス代表理事。2022年開催仙台国際音楽コンクールのピアノ部門審査委員長。
今回の演奏会は、昨年開催し高い評価を得た「J.S.バッハ/パルティータ全曲演奏会」に続く、『野平一郎10年プロジェクト』の第2回となる。
■ 漆原啓子(ヴァイオリン) Keiko Urushihara/Violin
高い技術力と深みある音楽性で飛躍する本格派ヴァイオリニスト。第8回ヴィニャフスキ国際コンクールにおいて最年少18歳で日本人初の優勝。その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始。
1986年ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに齋藤秀雄賞を受賞。ソリスト、室内楽奏者としての活動はいずれも高く評価され、円熟期を証明している。国内外の音楽祭、マスタークラスなどに多数出演。国際的に活躍する。
CDは数多くリリースしており、J.S.バッハの無伴奏CD(日本アコースティックレコーズ)がレコード芸術特選盤に選ばれた。また、漆原朝子との録音「無伴奏ヴァイオリン・デュオ」(日本アコースティックレコーズ)は文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。
常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は、音楽ファン、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも高い支持を得ている。
現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。
■ 向山 佳絵子(チェロ) Kaeko Mukoyama/Violoncello
東京生まれ。東京藝術大学を経てドイツ・リューベック国立音楽大学に留学。松波恵子、堀江泰氏、レーヌ・フラショー、毛利伯郎、ダヴィド・ゲリンガスの各氏に師事。
第54回日本音楽コンクール第1位。第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位。第3回アリオン賞審査委員奨励賞、第2回出光音楽賞受賞。
世界の一流演奏家や、N響、東京都響、読売日響他多くのオーケストラと共演のほか、NHK-FMに度々出演し、演奏はもちろんパーソナリティも務めた。また、BSクラシック倶楽部等テレビでも度々取り上げられている。2017年まで4年間、N響の首席奏者も務めた。
録音は5枚のソロ・アルバムのほか、池辺晋一郎と三善 晃のチェロ協奏曲や、12人のチェロ・アンサンブルのCDもそれぞれ発売。
現在、京都市立芸術大学准教授として後進の指導を務める傍ら、日本を代表する実力派チェリストとしてリサイタル、室内楽、公演プランナーと多彩に活躍している。