
〔中止・延期〕
土屋美寧子ピアノリサイタル ──Scene 情景──
《チケットの払い戻し・再利用について》
チケットはご購入されたプレイガイドでのご返金、または、そのまま延期公演にご入場頂けます。
チケットはご購入されたプレイガイドでのご返金、または、そのまま延期公演にご入場頂けます。
日時 |
2020年5月23日(土)14時 |
---|---|
会場 | サントリーホール ブルーローズ(東京・赤坂) |
料金 | 全自由席 ¥4,000 |
曲目 |
ベートーヴェン/ピアノソナタ 第15番 ニ長調 Op.28「田園」 シューマン/森の情景 Op.82 チャイコフスキー/ドゥムカ ハ短調 Op.59(ロシアの田舎の情景) プロコフィエフ/バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より 10の小品 Op.75 |
[後援] 公益社団法人 日本演奏連盟 一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ) クロイツァー記念会 [チケット取扱い] チケットぴあ http://t.pia.jp/ TEL.0570-02-9999(Pコード171-795) サントリーホールチケットセンター TEL.0570-55-0017 ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス) [マネージメント/お問合せ] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
プログラムに寄せて
土屋美寧子
今回選んだ作品の中で、音は絵筆となり、またすべての人が理解できる言語となって情景や心情を描いています。
2020年に生誕250年を迎えるベートーヴェンの「田園」と呼ばれているソナタ、そしてチャイコフスキーの小品からは、草や土の香りが漂い、仕事を終えた人々が楽しく踊る賑わいが聞こえてきます。私の大好きな作曲家であるシューマンの晩年の作品「森の情景」では、留学時代を過ごした南ドイツの“黒い森(Schwarzwald)”が目の前に現れたような気になります。一転して「ロメオとジュリエット」は人間の浅はかな対抗意識から起きる悲劇ですが、プロコフィエフによる人物描写の巧みさ故に「これに似ている人いるなあ」と感じることたびたびです。音は具体的に姿かたちを示さないので、かえって自由な想像力が喚起されるのかもしれません。
皆様もご一緒に音が描く情景を楽しんでいただけたら幸いです。
出演者プロフィール
■土屋美寧子(ピアノ) Mineko Tsuchiya/Piano
1976年以来、東京、名古屋など国内各地で隔年毎に開催され、テーマを定めたプログラミングと演奏の双方が高い評価を得ている。前回は2018年に「ソナタの諸相」と題して開催した。
室内楽の分野では、ヴァイオリニストの和波孝禧氏とデュオを組み、日本各地や欧米各国で数多くの演奏や放送及びCD録音を行っているほか、他の奏者との共演も活発に行っている。2019年はイタリアのボローニャとミラノで和波(Vn)と共演、秋には東京など3都市で、マーク・ゴトーニ(Vn)、中村智香子(Vla)水谷川優子(Vc)諸氏を加えてピアノ四重奏と五重奏を演奏し、絶賛を博した。
指導の分野では、毎夏「八ヶ岳サマーコース」で室内楽グループをコーチ。1999年からは「室内楽短期セミナー」を主宰して、ピアニスト及び弦楽器奏者を指導。PTNA(全日本ピアノ指導者協会)ピアノコンペティションの審査員及びピアノステップのアドヴァイザーも務めている。
これまでに岸川基彦氏、鷹取淑子氏、永井 進教授、カール・ゼーマン教授、ヘルムート・バルト教授、ジョルジ・シェベック教授らに師事。都立駒場高校音楽科を経て1972年東京藝術大学音楽学部卒業。71年クロイツァー賞受賞。75年ドイツ・フライブルク音楽大学卒業。