〔中止・延期〕
小林五月 ピアノリサイタル シューマン・チクルス Vol.11
日時 |
2020年3月2日(月)19時 2020年11月17日(火)19時に延期となりました。 |
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会場 |
東京文化会館 小ホール(東京・上野) HAKUJU HALL(東京・富ヶ谷)に変更となりました。 |
料金 | 全自由席 ¥5,000 |
共演 |
ヴァイオリン:藤原浜雄 ヴィオラ:磯村和英 チェロ:毛利伯郎 |
曲目 |
シューマン ペダルフリューゲルのためのスケッチ曲 Op.58 3つの幻想小曲集 Op.111 ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための幻想小曲集 Op.88 ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 |
[協賛] MATSUZAKI http://www.j-matsuzaki.co.jp/ 栄光時計株式会社 https://www.eikotokei.co.jp/ [後援] カフェ・バッハ http://www.bach-kaffee.co.jp/ [チケット取扱い] e+(イープラス) https://eplus.jp ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス) [コンサートマネージメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
シューマン連続演奏会 第11回を開催するにあたって
小林 五月
わたしにとって、シューマンを演奏することはある種、自分の心根をえぐり、さらけ出すことでもあります。
今回第11回目は、ドイツ・ツヴィッカウのシューマンハウスで試弾し温かみのある音色が忘れられないペダルフリューゲルのための作品58、独奏用(作品111)と三重奏(作品88)のための幻想小曲集、そしてプログラム最後には、彼ならではの詩的でロマンティックな味わいに古典的な構築美が見事に融合された不滅の傑作、ピアノ四重奏曲を配しました。
共演の藤原、磯村、毛利各氏には心から感謝申し上げます。
わたし自身のオリジナリティーをこの「シューマン・チクルス」によって全身全霊ぶつけたいと思っています。
出演者プロフィール
■小林五月(ピアノ) Satsuki Kobayashi/Piano
プロフィールはこちら。
■藤原浜雄(ヴァイオリン) Hamao Fujiwara/Violin
1947年神奈川県鎌倉市生まれ。3歳より旧東京音楽学校出身の母にヴァイオリンの手ほどきを受ける。その後、桐朋学園音楽科において鷲見三郎、江藤俊哉、海野義雄、齋藤秀雄の各氏に、またアメリカのジュリアード音楽院においてジョーゼフ・フックス氏に師事。桐朋学園在学中、指揮を齋藤秀雄、及び秋山和慶の両氏に師事。NHK・毎日新聞社共催の第16回全日本学生音楽コンクール中学の部、第36回日本音楽コンクール各第1位。1968年イタリアのパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール第2位、71年ベルギーのエリザベート王妃国際コンクール第3位銀賞(いずれも当時の日本人最高位)。
20年以上にわたってアメリカに居を構え、ソロ、室内楽で活躍。71年昭和天皇・皇后両陛下ご訪欧の際のベルギー政府主催歓迎演奏会での御前演奏、72年アメリカ、ロチェスター・フィル定期演奏会で、名手ナタン・ミルシテインの代役としてアメリカでのコンチェルト・デビューは特筆に値する。
ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院で教鞭を執り、ミシガン大学音楽学部准教授。92年11月より2012年3月まで、読売日響ソロ・コンサートマスター。1999年から2018年3月まで桐朋学園大学院大学教授。
現在、桐朋学園大学特任教授、東京音楽大学客員教授。
■磯村和英(ヴィオラ) Kazuhide Isomura/Violin
桐朋学園でヴァイオリンを小林健次、室内楽を齋藤秀雄の両氏に学び、1968年よりジュリアード音楽院においてヴァイオリンをイヴァン・ガラミヤン、ヴィオラをウォルター・トランプラー、室内楽をジュリアード・カルテットに学ぶ。69年の秋に東京クヮルテットを結成。翌70年、ミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門で第1位を受賞。以後、クヮルテットと共に44年にわたり、ニューヨークを拠点に世界各地で演奏活動を続けた。室内楽の指導には長年積極的に取り組み、イェール大学で教鞭を執る他、アメリカ、ヨーロッパ、日本で数多くの室内楽講座を行う。
東京クヮルテットがレコーディングしたレパートリーは幅広く、スイスのモントルー・レコード大賞、イギリスのグラモフォン年間最優秀室内楽賞など数多くの受賞を重ね、グラミー賞には7回ノミネートされた。また個人としては、ヴィオラ・ソロとソナタのCDをリリースしている。
現在、桐朋学園、サントリーホール室内楽アカデミー、マンハッタン音楽院で後進の指導に当たっている。2013年には外務大臣表彰、14年にアメリカ・ヴィオラ協会よりキャリア・アチーヴメント賞を授かる。
■毛利伯郎(チェロ) Hakuro Mori/Violoncello
10歳よりチェロを始める。上原与四郎氏、桐朋学園、ジュリアード音楽院で青木十良、ハービー・シャピロ氏に師事。室内楽をロバート・マン、サミュエル・ローズ、フィーリックス・ガリミア諸氏に師事。ジュリアード在学中より、ニューヨークを中心として演奏活動を開始。各地のオーケストラと共演。
ワシントンD.C.ケネディーセンターのシアター・チェンバー・プレイヤーズのメンバーとして、またシークリフ・チェンバー・プレイヤーズ、カンティレナ・ピアノカルテットなど数多くのグループのメンバーとしてコンサート、レコーディングなど多彩な活動をするかたわら、アメリカ、ヨーロッパ各地の音楽祭に数多く出演。その間、ニューヨーク、フィラデルフィア、インディアナの各地で後進の指導にも意欲的に当たる。
1985年帰国。読売日響ソロ・チェリストに就任。また、東京ピアノ・トリオ、桐五重奏団、ATMアンサンブル、水戸カルテット、ナーダ、その他多くのシリーズのメンバー、またゲストとして出演、好評を博す。
東京音楽大学客員教授、桐朋学園大学教授。