21世紀音楽の会 第16回演奏会
(全曲新作世界初演)
日時 |
2019年5月8日(水)19時 |
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会場 | 東京文化会館小ホール(東京・上野) |
料金 | 一般 ¥3,000、学生 ¥2,000 |
出演 |
ヴァイオリン:佐藤まどか、花田和加子、ヨハナン・ケンドラー チェロ:多井智紀、松本卓以 コントラバス:木村将之 ギター:山田 岳 ピアノ:秋山友貴 フルート:多久潤一朗、満丸彰人、窪田恵美 フルート、フラウト・トラヴェルソ:丁仁愛 クラリネット:佐藤芳恵 ホルン:庄司雄大 トランペット、フリューゲルホルン:星野朱音 ソプラノ:松井亜希 篳篥:三浦元則 カウンターテナー:上杉清仁 謡:藤井雅之、藤井秋雅 |
曲目 |
岡島 礼/デュプルム 第2番〜2本のヴァイオリンのための 渋谷由香/《潮汐》 田上英江/アウリガ 高畠亜生/《楊貴妃と玄宗皇帝》〜謡、カウンターテナー、フラウト・トラヴェルソ、チェロのための 国枝春恵/「花をⅡ」〜4本のフルートのための 南 聡/「工房より(第2稿)」Op.63-2 |
[主催] 21世紀音楽の会 [後援] 日本現代音楽協会 一般社団法人日本作曲家協議会 [協力] アール・レスピラン www.art-respirant.com アンサンブル・コンテンポラリーα http://www.contemporary-alpha.com [コンサートマネージメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 [お問合せ] 21世紀音楽の会事務局 TEL.042-369-7022 Fax.048-953-2217 E-mail:ongaku-21seiki@s6.wh.qit.ne.jp |
21世紀音楽の会
21世紀音楽の会は、「心に残る、心に届く音楽」をめざして精力的に活動する作曲家集団です。
作品について
■岡島 礼 Aya Okajima
デュプラム 第2番〜2本のヴァイオリンのための/Duplum Ⅱ for 2 Violins
同種楽器二重奏の可能性を追求してみたいと考えた。高音域だけの声部のバランスや同音色では表現が限られるが、繊細で多様なグラデーションの効果を発見することができた。
■渋谷由香 Yuka Shibuya
《潮汐》/The Tides
近作での興味は、微分音程を使用することによって、各奏者の旋律や声部間を再び新しい関係性の下に浮かび上がらせる事にあります。このコンセプトを元に、現代詩の分野で言葉の関係性に深い思慮を持つ佐峰存氏に創詩を依頼しました。
■田上英江 Hanae Yagami
アウリガ/Auriga
冬の夜空に五角形を浮かび上がらせる馭者座Auriga。天文学的、神話的な謎を秘めたこの星座に五重奏の可能性を重ねつつ、作品化を試みる。
■高畠亜生 Aoi Takabatake
《楊貴妃と玄宗皇帝》/Yang Guifei and Emperor Xuan Zong
大和言葉の雅な響き……原点を探る旅で運命的に辿り着いた“能”それは650年間世界最古の演劇として古の姿で今続く。畏敬の念を捧げる能楽師との出会いが創作の契機となる。
■国枝春恵 Harue Kunieda
《花をⅡ》〜4本のフルートのための/“Floral Tributes Ⅱ” for four Flutes
4本の笛の音が呼応しながら風になる。或は澄み切った空を切って木霊する、そして4本の流れは渓流のように体積を増し、繰り返されながら昂揚する音空間を形成して行く。
■南 聡 Satoshi Minami
《工房より(第2稿)》Op.63-2/From a Factory/2nd version op.63-2
2016年より書き始めた作品です。「工房」とは「ミケランジェロの工房」といった作家とその子弟たち集団のイメージでつけたタイトルですが、直接的には曲とは関係なく、彼らが大きな彫像や壁画を作っていく過程を、この曲の作曲の過程に照応させたイメージにすぎません。曲の頭部だけはすでに完成していましたが、今回その先がもう少し明らかになります。