室内楽への誘い Vol.4
ブラームス プログラム その2
日時 |
2017年9月30日(土)18時 |
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会場 | JTアートホール アフィニス(東京・虎ノ門) |
料金 | 全席自由 ¥4,500 |
出演 |
ピアノ:田中あかね ヴァイオリン:クリストフ・エーレンフェルナー ヴィオラ:ヘルベルト・ミュラー チェロ:水谷川優子 |
曲目 |
ヴィオラとピアノのためのソナタ 第2番 変ホ長調 Op.120-2 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番 ニ短調 Op.108 ピアノ四重奏曲 ト短調 Op.25 |
[チケット取扱い] ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス) CNプレイガイド TEL.0570-08-9990 e+(イープラス)http://eplus.jp ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 [コンサートマネージメント] ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638 |
出演者プロフィール
■田中あかね(ピアノ) Akane Tanaka/Piano
栃木県佐野市生まれ。
第32回全日本学生音楽コンクール小学生の部第2位。
第11回蓼科高原音楽祭において、最年少で音楽祭賞受賞。
第16回全日本学生音楽コンクール高等学校の部入賞。
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。学内において安宅賞受賞。在学中に藝大オーケストラと共演。同大大学院音楽研究科修了。
第2回日本モーツァルト音楽コンクール・ピアノ・ソロ部門第2位。併せて前田賞受賞。
ミュンヘン国立音楽大学マイスターコース修了。在学中に同大学オーケストラと共演。
その後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院において、ハンス・ライグラフ氏の薫陶を受ける。
1993年、東京文化会館において日本演奏連盟主催、文化庁助成によるリサイタルを行う。19年にわたりドイツに滞在、国内のみならず、ドイツでの演奏も活発に行う。
2006年2月、ドイツ・ケルン日本センターにおいて、別宮貞雄作品による演奏会を開く。09年5月、カワイ音楽振興会主催のリサイタル・シリーズ“ボンの町から”をカワイ表参道でスタートさせる。
10年より毎年、ミュンヘンの音楽の殿堂ガスタイクやスタインウェイ・ハウスをはじめ、ドイツ各地を演奏旅行。また、バイエルン州で録音界の巨匠ハインツ・ヴィルトハーゲン氏を録音技師に迎え、CD “Zum Wald !”(森へ!)、“Schubert × Liszt”、氏の遺作となった “Franz Liszt Abend”をアートユニオンから発売。
リサイタルの他、レクチャーコンサートも活発に行う。12年9月、ウィーン弦楽三重奏団と共演。ウィーン交響楽団首席ヴィオラ奏者ヘルベルト・ミュラー氏、バイエルン放送響コンサートマスターのエルネ・セベスチャン氏、ウィーン・フィルのアダルベルト・スコチッチ氏等、世界的な演奏家との共演を重ねている。
これまでに中島和彦、深沢亮子、笠間春子、田村 宏、ゲルハルト・オピッツの各氏に師事。
現在、上野学園大学音楽学部、白鴎大学足利高校総合選択コース講師。
オフィシャルBLOG:田中あかね「ピアノの旅」http://blog.livedoor.jp/akaneconcert/
■クリストフ・エーレンフェルナー(ヴァイオリン) Cristoph Ehrenfellner/Violin
1975年ザルツブルク生まれ。ウィーン少年合唱団に在籍した。ヴァイオリン及び声楽をザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で学び、ウィーン音楽大学ではゲルハルト・シュルツ及びレオポルト・マルクの指揮科に在籍。オーストリアの若手音楽家の中でも極めて多彩な才能を発揮し、ヴァイオリニスト、作曲家、指揮者として幅広く活躍する。
最近ではドイツ・ノルトハウゼンか劇場の招聘アーティストとして、2017年に向けてオペラ、バレエ、交響曲の作曲を手掛けている。
メキシコ・シティ・フィル、モーツァルテウム管(ザルツブルク)、客演指揮者。11年から15年まで、シンフォニエッタ・バーデン(ウィーン)の首席指揮者も務めた。
作曲家としても、小澤征爾アカデミー(ジュネーヴ、13年)、ムルハウス・シンフォニー(12年)、ウィーン・フィルのクラリネット奏者、マティアス・ショーンがプロデュースする音楽祭パルムクラング(15年)などに招聘されている。
マーラー室内管、カンマーフィルハーモニー・アマデー(アーヘン)、シモンボリバル・ユース・オーケストラ、ウィーン青少年管、オーストリア現代音楽アンサンブルではゲスト・コンサートマスターを務める。
イギリスBBC、オーストリアORF、日本のNHKやスロヴァキア放送において代表的なソロ曲、室内楽曲を録音、フンガロトン、プライザー・レコード、パンムジカ、パラディーノ・ミュージックから6枚のCDをリリースしている。
室内楽の演奏にも熱心で、ツックマイヤー・アンサンブル・ウィーン・ベルリンを率い、国際的な音楽祭にも招かれている。
グラーツ音楽大学のオーケストラで後進の指導にあたる。ウィーン楽友協会を本拠地とするスンマ・クム・ラウデ国際青少年音楽祭コンクール常任審査員。日墺文化協会名誉会員。
2015年より、オーストリアで開催されるアレグロ・ヴィーヴォ国際室内楽音楽祭で、若き音楽家たちのオーケストラ・室内楽クラスの指導責任者を務める。
■ヘルベルト・ミュラー(ヴィオラ) Herbelt Müller/Viola
1957年ウィーン生まれ。ウィーン・コンセルヴァトリウムで学び、81年に首席で卒業。更にウィーン音楽大学でジークフリート・フューリンガー教授に師事した。
1968年からウィーン交響楽団に所属、86年から首席ソロ・ヴィオラ奏者を務める。同団では、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、レオポルド・ハーガー、ペーター・ギュルケ、ウルフ・シルマー、ファビオ・ルイージ、フィリップ・ジョルダンをはじめとする指揮者たちと共演。
ポーランド(ヴィエニャフスキ・ルブリン・フィル)、エジプト、ウクライナ、ポルトガル(ローレンス・フォスター率いるグルベンキアン管)などを頻繁に訪れ、ソロ奏者としても国際的に活躍している。
室内楽への取り組みも熱心で、長年にわたりグリンカ・アレンコフ・クァルテットや、ウルフ・ヴァリンが首席ヴァイオリンを務めるウィーン・コンセルティーノ室内管とともに、トリオからオクテットまで幅広く演奏。同室内管とは、オーストリア国内外の音楽祭(ブレゲンツ音楽祭、エジンバラ音楽祭、ワロニア・フェスティヴァルなど)にも参加し、ヨーロッパ各国、アメリカへのツアーを行った。
近年では、クレス・ミュラー・スコチッチ弦楽トリオ、ウィーン・東京カルテットで活躍し、スイスと日本でレコーディングを行った。
1992年から94年まではウィーン音楽大学において師匠フューリンガー教授の助手を務め、94年に現職ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学教授に就任。
■水谷川優子(チェロ) Yuko Miyagawa/Violoncello
「日本の交響楽団の祖」と呼ばれる祖父、近衛秀麿の遺志により6歳からチェロを始める。
桐朋学園女子高校音楽科卒業、桐朋学園大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院首席卒業、同大学院修士修了マギスターの称号を得る。ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーのソリストコースで研鑽を積みながら、ザルツブルク室内管首席奏者、ザルツブルク・ゾリステンのメンバーとして演奏活動を開始。
第6回東京国際室内楽コンクール優勝、併せて齋藤秀雄賞とアサヒビール賞、イタリア・カラブリア芸術祭コンクール優勝、ピネローロ国際室内楽コンクール2位、バロックザール賞など多数受賞。
これまでに勝田聡一、松波恵子、ハイティ・リチャウアー、故アルトゥーロ・ボヌッチ、室内楽を故ハンス・ライグラフ、メナへム・プレスラー、ハーゲン弦楽四重奏団の各氏に師事。
CD録音は多数あり、最新のソロ・アルバム「CON ANIMA〜魂をそえて」は、「レコード芸術」誌で準特選盤、優秀録音に選出された。
ソロ活動に加え、室内楽ユニット「Ensemble φ(ファイ)」のメンバーとして、また「Trio SolLa(トリオ・ソ ラ)」ではヨーロッパでも活動。更に異文化のアーティストたちとのコラボレーションにも積極的で、能管、ピアノ、チェロで「一山水」を結成、またNHK第35回日本賞授賞式では、皇太子御夫妻のご列席のもと、能管の一噌幸弘氏と記念演奏を行った。通常のコンサートの傍ら、社会貢献の意識も高く、少年院、ホスピス、障害者福祉施設など各種施設への訪問演奏を長年にわたって続けている。その多彩な活躍ぶりが注目されてテレビやラジオへの出演も多く、『勇気づけ、包んでくれるような暖かい音色』(東京新聞)、『心をノックするチェロ』(毎日新聞)、『聴衆を感動に巻き込む個性』(音楽誌サラサーテ)などと評されている。
現在は日本とドイツを拠点に、ヨーロッパ各地の音楽祭をはじめ、エジプトやヨルダンなどからもソリスト、室内楽奏者として招聘を受け、各国で高い評価を獲得している。
オフィシャルBLOG:http://yukomiyagawa.blog5.fc2.com/