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土屋美寧子 ピアノリサイタル

いつの世も喜びと悲しみは結ばれている

日時

2016年4月22日(金)19時

会場 サントリーホール ブルーローズ(東京・赤坂)
料金 全自由席 ¥4,000
曲目

ベートーヴェン/ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」

シューマン/ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6

シューベルト/高雅なワルツ D.969

シューベルト/ソナタ 第19番 ハ短調 D.958

[後援]

  公益社団法人 日本演奏連盟

  一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)

  クロイツァー記念会

[チケット取扱い]

  チケットぴあ http://t.pia.jp/ TEL.0570-02-9999(Pコード285-118)

  e+(イープラス)http://eplus.jp

  サントリーホールチケットセンター TEL.0570-55-0017

  東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

[マネージメント/お問合せ]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

土屋美寧子 ピアノリサイタル

土屋美寧子 ピアノリサイタル

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プログラムに寄せて
                                        土屋美寧子
 Alter Spruch:
 In all und jeder Zeit
 Verknüpft sich Lust und Leid:
 Bleibt fromm in Lust und seyd
 Dem Leid mit Muth bereif

 いにしえから言われるには:
 いつの世も喜びと悲しみは結ばれている。
 喜びには謙虚であれ、
 悲しみには勇気を持って備えよ

 上の言葉は、シューマンが「ダヴィッド同盟舞曲集」初版に記した古い格言です。今回、私のリサイタルは第20回を迎えますが、演奏を続けてゆける喜びと、これまで支えてくださった多くの方へ感謝の気持ちをお伝えするのに、シューマンの想像上の盟友が、彼の結婚式の前夜を祝うという設定で書かれたこの曲はとても相応しいと考えました。またこのような舞曲チクルスの発端となっているのがシューベルトの舞曲集です。親しい仲間との集いで、シューベルトのピアノに合わせて皆が踊っている楽しそうな情景が浮かんできます。

 一方で一昨年に親を見送った喪失感や、今の世の中で起こっている悲惨な状況に対する想いを「悲愴ソナタ」を、その作者ベートーヴェンから強い影響を受けたシューベルトのハ短調のソナタで表したいと思います。

 音楽という人類共通のことばがあってこそ、時代や民族を超えて心を通わせることができる素晴らしさを、皆様と共有できますよう願っています。



出演者プロフィール

土屋美寧子(ピアノ) Mineko Tsuchiya/Piano
 1976年以来、東京、名古屋など国内各地で定期的に開催しているソロ・リサイタルは、毎回テーマを持ち、その企画と演奏の両面で高い評価を得ている。前回(2014年)の「プレリュード:凝縮された個性」と題したリサイタルでは、サーリアホ、メシアン、ドビュッシー、ショパンのプレリュードを演奏し、“各々の作曲家の持つ個性とともに、互いの影響やつながりにも関心を持ってもらうという興味深い企画”(音楽現代誌)、“(ショパン〈24の前奏曲〉)この『音楽絵物語』のような大曲を、一陣の風が運ぶように軽やかに好演。ショパンの饒舌な繰り言や雨の音の描写など、多彩な音色で描き分けていった。”(ムジカノーヴァ誌)など、主要音楽誌で好評を博した。

 室内楽の分野では、ヴァイオリニストの和波孝禧氏とデュオを組み、日本各地や欧米各国で数多くの演奏や放送及びCD録音を行っている。また他の弦楽器奏者との共演も活発に行っている。2015年は、夏には田島高宏(Vn)、亀谷希恵(Vla)、林 詩乃(Vc)各氏と、秋には和波孝禧(Vn)、マーク・ゴトーニ(Vla)、水谷川優子(Vc)各氏と共演してピアノ・クァルテットを演奏した。

 16年は「第30回八ヶ岳サマーコンサート」でいずみごうフェスティヴァルオーケストラとモーツァルト/ピアノ協奏曲を演奏。秋には東京をはじめ山梨県、長野県で和波孝禧(Vn)、岩崎 洸(Vc)両氏とピアノ・トリオ演奏会を開催する。

 指導の分野では、毎夏「八ヶ岳サマーコース」で室内楽グループをコーチ。1999年からは「室内楽短期セミナー」を主宰して、ピアニスト及び弦楽器奏者を指導。2009年から沖縄芸大非常勤講師として室内楽集中授業を担当。PTNA(全日本ピアノ指導者協会)ピアノコンペティションの審査員及びピアノステップのアドヴァイザーも務めている。

 これまでに岸川基彦氏、鷹取淑子氏、永井 進教授、カール・ゼーマン教授、ヘルムート・バルト教授、ジョルジ・シェベック教授らに師事。都立駒場高校音楽科を経て1972年東京藝術大学音楽学部卒業。71年クロイツァー賞受賞。75年ドイツ・フライブルク音楽大学卒業。


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