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森下幸路〈ヴァイオリン〉

Koji Morishita〈Violin〉

森下幸路

 京都市生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、幼少を米国で過ごし、早くから才能を開花させた。

 小林健次、田中千香士、江藤俊哉・アンジェラ夫妻、三善 晃をはじめとする各氏に師事。桐朋学園大学入学後、米国シンシナティ大学特別奨学生としてドロシー・ディレー女史に学び、最優秀賞(オーナーズ表彰)受賞。

 帰国し1989年、桐朋学園大学音楽学部卒業 。在学中より、東京ゾリステンや新星日本交響楽団(現・東京フィル)のゲスト・コンサートマスターを務めるかたわら、室内楽においても目覚ましい活動を展開。92年まで安田謙一郎弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者を務めるほか、小林道夫氏と「ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ全曲室内楽シリーズ」を開催、東京における「オール・シューベルト/ヴァイオリン室内楽作品シリーズ」は話題を呼んだ。94年には東京文化会館において、小林道夫氏のピアノにより「オール・シューマン・プログラム」で公式リサイタル・デビューを果たし、紙面でも絶賛された。その後、96年から毎回テーマを設けて挑む「森下幸路10年シリーズ」と題したリサイタルを東京文化会館と仙台でスタート。第12回からは京都公演も加わる。

 97年にはスペインのセヴィリアでのリサイタルをはじめ、全国各地でリサイタルやクラシック入門、啓発のためのコンサート・シリーズを積極的に開催。ギターの福田進一氏との全国ツアーは話題となった。2011年より毎夏に北ドイツ音楽祭、13年からたびたび台湾に招かれ、14年にはガーク音楽祭(オーストリア)にも出演。15年にはバルカン室内管弦楽団のゲスト・コンサートマスターに招かれた。18年にはモスクワに招かれ、マスタークラス、そしてソリストとしてノヴァヤ・オペラ劇場においてワシリー・ワリトフ指揮オペラハウス管弦楽団と共演し絶賛を博した。

 18年、19年には外山雄三ヴァイオリン協奏曲第1番と第2番を作曲家自身の指揮により大阪交響楽団定期演奏会で共演した。

 2021年11月、モスクワでのリサイタル、サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場において同オーケストラと共演。

 2000年まで仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター。現在は大阪交響楽団首席ソロ・コンサートマスター及び浜松フィルハーモニーのコンサートマスターの任にある。またオペラの分野では指揮者や歌い手の信頼も厚い。

 ソロ・アルバムCDは「Brahms ヴァイオリンソナタ全集」「morgen〈my favorites〉」、「esprit※」、「彩り〈Couleur〉」、「La vie」、「SPRING※」(ナミ・レコード)、「夕べのうた」、「夢」(音楽之友社)、「カンタービレ」、福田進一氏とのデュオ・アルバム「ブエノスアイレス組曲」、オムニバス・アルバム「アヴェ・マリア」(マイスターミュージック)をリリース(※レコード芸術誌特選盤)。

 1997年度宮城県芸術選奨新人賞、2005年浜松ゆかりの芸術家顕彰受賞。2013 年より大阪音楽大学特任教授を務めている。

【使用楽器 将軍堂(Mr.H.Hiruma)貸与 Antonio Stradivari “Reichardt” 1680】