エマニュエル・ジラール〈チェロ、ヴィオラ ・ダ ・ガンバ、バリトン、リローヌ〉
Emmanuel Girard〈Violoncello, Viola da Gamba, Viola di Bardone, Lirone〉
1970年フランス・ブザンソン生まれ。パリ・ソルボンヌ大学で美術史、ラングゾー=フランス国立東洋言語大学で日本語を学び、パリ国立高等音楽院でフィリップ・ミュレール、クリスティアン・イヴァルディ、クリストフ・コアンの各氏に、マスタークラスでアンナー・ビルスマ氏に師事。同音楽院をチェロ、室内楽共にプルミエ・プリ(1等賞)で卒業。さらに同音楽院の古楽器科において、バロックチェロと通奏低音を学ぶ。またルネッサンス音楽についても研鑽を積み、独学でヴィオラ・ダ・ガンバとリュートを学ぶ。
その後、チェリストとして、ソロ、室内楽の分野で活発な演奏活動を行う傍ら、ラ・シャンブル・フィルハーモニック(E・クリビヌ氏指揮)、レ・タロンリリックの主要メンバーとしても活躍。近年は、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者としても多くの優れた演奏家と共演している。
ザルツブルク古楽祭、ストックホルム水上の音楽祭、仙台クラシックフェスティバル、軽井沢国際音楽祭などの音楽祭に招かれるほか、カーネギーホール(ニューヨーク)、シテ・ドゥ・ラ・ミュージック(パリ)、アン・デア・ウィーン劇場(ウィーン)、東京オペラシティ(東京)、響ホール(北九州)等、国内外の主要ホールで演奏を重ねている。横浜国際音楽コンクール、山梨国際古楽コンクール審査員。
現在、桐朋学園大学音楽学部特任教授を務める傍ら、宮城学院女子大学でチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、室内楽の指導を行う。
CDは「J.S.バッハ無伴奏組曲全曲」(チェロ&ピッコロ・チェロ)、「20th Century Folk Cello Solo」(レコード芸術誌準特選盤)をリリース。使用楽器はカルロ・アントニオ・テストーレ(1750年イタリア・ミラノ)作。