中井正子〈ピアノ〉
Masako Nakai〈Piano〉
東京藝術大学附属音楽高校在学中、パリ国立高等音楽院に留学。ピアノ科を審査員全員一致の1等賞首席で卒業。ジュネーヴ国際音楽コンクール第3位入賞、ロン=ティボー国際音楽コンクールではフランス音楽特別賞等を受賞。ヨーロッパ各地、国内でのリサイタルの他、都響、新日本フィル等をはじめ多数のオーケストラと共演、リサイタル、放送等の演奏活動を行う。
またフォンテックよりドビュッシーとスクリャービンのCDをリリース。1995~96年、ドビュッシー全ピアノ作品を日本人として初めて4夜にわたって演奏。また97年にはラヴェルの全ピアノ作品を2夜にわたって演奏。98年よりショパン没後150年を記念して5回のショパン演奏会を開催。2003~06年にはシューマン・シリーズを開催し、好評を博した。
楽譜「ラヴェル・ピアノ作品集」(現在5巻)、「ドビュッシー・ピアノ作品全集(全12巻)」を校訂・刊行(ショパン社)。留学記「パリの香り、夢みるピアノ」をショパン社より出版。またショパン名曲選集全3巻を刊行中(ショパン社)。音楽之友社からは「ハノンピアノ教本」が出版されている。
04~08年には2度目のドビュッシー・ピアノ作品全曲を演奏(主催・朝日新聞社)、更に全曲CD(ALM RECORDS/コジマ録音)、全曲楽譜校訂によるドビュッシー・プロジェクトを完結。各地でのレクチャー・コンサートやセミナーにも多数出演。フランスでのコンサートでも高評を得る。09~11年には2度目のラヴェル・ピアノ作品全曲コンサート及び全曲CD録音を行い、12年にリリースする。
現在、東京藝術大学において後進の指導にもあたっている。
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