濱 倫子〈ピアノ〉
Rinko Hama〈Piano〉
その演奏は「見事に浮遊する歌心」「魅了されずにはいられないその深さ、そして信じられないほどの明晰さ」「濱倫子はピアノを弾くことがきるだけではない。彼女はピアノを歌うことができるのである」など、ヨーロッパの各紙でも高い評価を受けている。
東京藝術大学を卒業後渡独、カールスルーエ音楽大学大学院、そしてデトモルト音楽大学演奏家国家試験課程を最優秀の成績を得て卒業。
J.ミコ-、杉本安子、中山靖子、湯口美和、S.シュパイデル、A.ウゴルスキらの各氏に師事。
これまで、ポルト国際ピアノ・コンクール(ポルトガル)やエピナル国際ピアノ・コンクール(フランス)、テル・ハイ国際ピアノ・コンクール(イスラエル)で優勝・入賞。また、スウェーデン国際デュオ・コンクールでは、チェロのグレゴリー・アルミャンとのデュオで優勝。
ハノーファー・ショパン協会およびバーデン文化財団より奨学金を受ける。また、文化庁新進芸術家海外研修員として研鑽を積む。
ソロ、室内楽、オーケストラとの共演、シュヴェッツィンゲン音楽祭やベートーヴェンフェスト・ボン、モーゼル音楽祭などの様々な音楽祭への参加を含めた、ヨーロッパをはじめとした各地での演奏の他、ラジオ、CD録音も多く、2009年夏にはラヴェル作品を収録したCDがAntesよりリリースされた。
これまで、北西ドイツ・フィル、ヴュルテンブルク・フィル、メンデルスゾーン室内管、クライオヴァ・フィル他と共演、室内楽においても多くの演奏家からパートナーとして信頼を得て共演を重ねている。
また05年にヴァイオリンのミハイル・オヴルツキ、チェロのグレゴリー・アルミャンの両氏と共に結成したベートーヴェン・トリオ・ボンでの今後の更なる活動も期待されている。