和谷泰扶〈ハーモニカ〉
Yasuo Watani〈Harmonica〉
6歳よりハーモニカを始める。FIHジャパン・ハーモニカ・コンテスト(クロマチック部門)で第1位を受賞。「日本ハ-モニカ賞」受賞。
同志社大学商学部卒業後、ホーナー・コンセルヴァトリウム(ドイツ・トロッシンゲン市立音楽院)の招待留学生として渡独、H.ヘロルド氏に師事。英国の名手T.ライリー、H.ノートの両氏に師事。1987年、第1回ワールド・ハーモニカ・チャンピオンシップス(ドイツ)で第2位に入賞。ラリー・アドラー氏に絶賛される。88年、国際ハーモニカ・コンクール(オランダ)第1位及び特別賞。89年、第2回ワールド・ハーモニカ・チャンピオンシップス第1位。
京都市響、東京フィル、大阪フィル、新日本フィル、仙台フィル、新星日響、群響、九州響、ロイトリンゲン市立響等と共演。98年、国際交流基金の派遣でアルゼンチン、ブラジル公演に参加。サイトウ・キネン・フェスティバル松本(96年)、「東京の夏」音楽祭(99年)、東京・春・音楽祭(2011年)に出演。従来のハーモニカの概念を塗り替える超絶技巧と音楽性は、世界的な注目を集めている。
1991年~2002年、ホーナー・コンセルヴァトリウム主任講師。現在はソロ、室内楽奏者として活発な演奏活動を展開している。近年は、香港、シンガポール、台湾などに度々招かれ、マスタークラスやコンサートを開催する。1996年「村松賞」、98年「京都府文化賞奨励賞」、「第6回バロックザール賞」受賞。2005年より洗足学園大学講師。