櫻井優徳〈指揮〉
Masanori Sakurai〈Conductor〉
1959年東京生まれ。吹奏楽の名門・伝説の「豊島十中」(74年【全日本吹奏楽コンクール史上初・5年連続金賞受賞年】コンサートマスター)~「東京音大付属高」~旧西ベルリン留学~「桐朋学園大」と進む。
17歳の時、急遽代役としてオーケストラ演奏会で指揮者デビュー。77年、18歳の時から25年間「デュエール室内オーケストラ」音楽監督・常任指揮者を務める。79年からはスタジオ・コンダクターとして「東京レディースオーケストラ」を含め、多数のスタジオ・レコーディング指揮を務め、89年には「三文オペラ」でピット・デビュー、「音楽芸術」誌等で絶賛された。
93年「日生劇場開館30周年記念~ケルン国立劇場来日公演」で、唯一の日本人スタッフとして音楽統括を務め、G.クレーマー氏(後の「ケルン国立歌劇場」総監督)に激賞される。
その他「NTTミックスアーツ~バレエとオペラによる動物の謝肉祭」や、数多くの「協奏曲の夕べ」の指揮、「青島広志~ゆかいなコンサート」のゲスト指揮、また、上海万博に出展した「NHKスーパーハイビジョン・マルチサラウンドレコーディング」(NHKホール/NHK「サイエンスZERO」でも放映)にも合唱指揮者として参加した。
これまで40年に渡り「小・中・高校生の為の音楽鑑賞教室」を中心に指揮、「東京都児童会館ホール」の親子コンサート指揮者&プロデューサーも務めた。
現在、日本フィル、「九州交響楽団」、広島響等の指揮台に立つ他、全国のアマチュア団体の指揮・指導も行う。
また「関西吹奏楽連盟70周年・ブラスエキスポ~150人友愛バンド」の指揮をはじめ、各地の吹奏楽関係の指導者講習会講師や各種審査員、またテレビ・ラジオへの出演等、多方面で活躍している他、令和2年は新型コロナ感染拡大阻止対策として自身がプロデュース&指揮・指導した『アマチュア演奏団体対象~“ソーシャルディスタンス編成対応~特別プロジェクト”』が、【文化庁~文化芸術活動継続支援事業】として採択され、正式認可事業となった。
「日本指揮者協会」事務局長補佐、「東京アーバン・シンフォニエッタ」音楽監督&首席指揮者を務めている。
ホルンを安原正幸氏、管弦楽法を増田宏三氏、指揮を石丸 寛氏とS.チェリビダッケ氏に師事した。
また“組織のプロ”として企業社会でも活躍中で、【コンダクティング・ダイアログ(CD)】と言う独自のスタイルを用いて「NTTデータグループ」、「資生堂」、「JXTGホールディングス」、「日産自動車」、「ユニバーサルミュージック」、「信州大学」等、多数の企業&団体で“管理職対象~組織マネジメント&コミュニケーション・スキルUP研修講師”を務める他、『早稲田大学大学院~ビジネススクール(WBS)』招聘講師と『実践女子大学』外部特別講師を務める。
2013年、初の著書【リーダーに必要なことはすべて「オーケストラ」で学んだ~プロ指揮者の最強チームマネジメント~】(「(株)日本実業出版」)が出版され、「Amazon~ベストセラー・ランキング第1位」にもランク・イン、また「産経新聞朝刊~書評欄」にも高評価が掲載された。
14年には早稲田大学・杉浦教授新著内のロング・インタビュー形式共著で、岩田松雄氏(元・スターバックスジャパンCEO)、枝川義邦氏(脳科学者)らと【MBA~つまるところ「人と組織だ」と思うあなたへ】(「(株)同友館」)が出版・発売された。