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籾山和明〈指揮〉

Kazuaki Momiyama〈Conductor〉

籾山和明

 1968年、桐朋学園高校音楽科弦楽科入学。同年、第22回毎日学生音楽コンクール・ヴァイオリン部門で第2位受賞。桐朋学園大学音楽学部弦楽科および指揮副科入学。在学中、桐朋学園オーケストラを指揮すると共に、同楽団定期演奏会の指揮台に上り、学内指揮オーディションで第1位受賞。また、74年秋、同楽団のアメリカ演奏旅行に同行し、ニューヨーク・カーネギーホール他各地で演奏する。同大学卒業と同時に新日本フィルに指揮者として入団、小澤征爾氏の副指揮者となり活躍を始める。と共に、人気TV番組「オーケストラがやってきた」などに出演して話題となる。

 76年、チェコ・フィルの常任指揮者ズデニェク・コシュラー氏の招きにより、プラハでチェコ・フィル、ブラチスラヴァでスロヴァキア歌劇場と、同氏のもとで研鑽を積む。78年からBBC響の常任指揮者ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー氏、およびピエール・ブーレーズ氏のもとで研鑽を積むため、ロンドンに在住。

 81年から新日本フィルの専属指揮者となる。同年10月、文化庁海外派遣指揮者に選ばれ、再びロンドンBBC響に派遣される。

 83年4月、宮城フィル(現・仙台フィル)常任指揮者に就任、6年間にわたって同楽団の向上発展に尽力する。

 また85年以来定期的にソウルの音楽界に招かれ、ソウル市立フィル、コリアン響等に客演している。