平井元喜〈作曲・ピアノ〉
Motoki Hirai〈Composer, Piano〉
1973年、チェリスト平井丈一朗の次男として東京に生まれる。祖父で作曲家・平井康三郎にピアノと作曲を、祖母にヴァイオリンを学ぶ。桐朋高校を経て、慶應義塾大学文学部哲学科卒。99年、英国王立音楽院大学院ピアノ科卒。同年、“サー・ジャック・ライオンズ音楽賞”受賞。これまでロンドンを拠点に、ヨーロッパ、アフリカ、中東、北米、中南米、アジア各地を演奏旅行。
2011年、14年、カーネギーホール(ニューヨーク)でリサイタルを行い絶賛される。“室内楽の殿堂”ウィグモアホール(ロンドン)やコンセルトヘボウ(オランダ)でしばしばリサイタル。16年、コンツェルトハウス(ウィーン)、バービカンセンター(ロンドン)、コンセルトヘボウ(アムステルダム)、銀座・王子ホール(東京)など世界各地をリサイタル・ツアー。09年以来、チェコ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団とたびたび共演。
作曲家としては、ピアノ曲、室内楽曲から映画音楽まで幅広く手がけ、その作品は、カーネギーホール(NY)、サウスバンク・センター(ロンドン)、パリ日本文化会館(フランス)、ミラノ万博(ミラノ)、カザルス音楽堂(バルセロナ)、スメタナホール(プラハ)、カメリ劇場(イスラエル)、国立劇場(ダカール)、東京オペラシティ、ラ・フォル・ジュルネ(東京)など内外各地で演奏されている。
室内楽奏者としても活躍し、ヴィルニュス弦楽四重奏団、マイケル・コックス、カールマン・ベルケシュ、ドゥードゥー・ンジャイ・ローズら世界的アーティストとの共演はいずれも高い評価を受けている。
一方、邦楽・歌舞伎・ダンス・演劇・落語・建築・映像とコラボレーションを行うなど多彩な活動を展開。07年より芸術監督・作曲家として、国際文化交流・教育プロジェクト《日本の民話絵本を世界へ》(朗読・映像・音楽のコラボ)を主導し、世界各地の民話とともに海外へ紹介する。
音楽を通じて平和・環境・医療・教育問題にも積極的に取り組む。3.11以降、復興支援チャリティー・コンサートや被災地慰問コンサートを30回以上に渡り継続し、1,500万円以上を被災地へ届ける。
1994年より外務省・国際交流基金の派遣により、芸術使節として10数カ国で公演。BBCはじめ世界各地でテレビ・ラジオに出演。日本ではNHK“名曲リサイタル”、テレビ朝日“題名のない音楽会”等に出演。NHK文化センターや時事通信社“トップセミナー”などで講演。連載フォトエッセイ『国境なき音楽紀行』 など、写真や執筆も行う。CD録音も多数。
平井元喜 公式ウェブサイト http://www.motoki-hirai.com/