神代 修〈トランペット〉
Osamu Kumashiro〈Trumpet〉
1987年、第4回日本管打楽器コンクール第1位。88年、第57回日本音楽コンクール最高位入賞。90年、東京フィル入団(96年まで副首席奏者)。
東京藝術大学卒業。読売新聞社、ヤマハの両新人演奏会に出演。92年、プラハの春国際コンクール特別賞受賞。94年、日本トランペット協会常任理事就任。
ソリストとしてエクアドル国立響定期演奏会に出演し、キト音楽院にも講師として招かれる。95年、ウィーン国立音楽大学に留学(〜97年)。帰国後、ソロ活動以外にも様々なジャンルで活動を始め、NHK-FM「FMリサイタル」、同「名曲リサイタル」に出演。
ソロCD「ジェントル・ストリーム」「ヴェニスの謝肉祭」「サン=サーンス:七重奏曲」(レコード芸術誌特選盤)「19世紀のトランペット」「SAXOPET」(レコード芸術誌準特選盤)をリリースし好評を博す。
また2002年より(財)地域創造「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティストとなり、各地で地域に密着した演奏活動を行なう。04年、文化庁特別派遣芸術家在外研修員として同年12月より再渡欧。時代楽器の奏法の修得及び資料の収集を行なう。モダンに限らず、ナチュラル・トランペットや長管トランペットも演奏し、さらに「空白の時代」とされてきた19〜20世紀の知られざるトランペット作品を発掘、紹介してゆく活動は専門誌でも取り上げられ、海外からも注目が集まっている。
現在、大阪教育大学准教授、洗足学園音楽大学客員教授。なぎさブラスゾリステン、T-BROS.、ラ・トロンバの会主宰、関西トランペット協会理事。