椙山久美〈ヴァイオリン〉
Kumi Sugiyama〈Violin〉
東京藝術大学附属音楽高校、同大学、同大学院に学ぶ。海野義雄、浦川宜也両教授に師事。
ウィーン国立音楽大学に留学。名誉教授フランツ・サモヒル氏に師事。
ウィーン国立音楽大学主催ソリスト・コンクール審査員全員一致で第1位大賞受賞。ウィーン楽友協会大ホールにデビュー。ヴァツラフ・フムル国際ヴァイオリン・コンクール第2位。ウィーン日本大使館の推薦により、ウィーン楽友協会ブラームス・ザールの演奏会に日本人代表として出演。ザグレブ・フィルの定期演奏会にソリストとして招かれる。
帰国後、サントリーホール、ザ・シンフォニーホール、カザルスホール、浜離宮朝日ホール、アクトシティホール等、各主要都市のホールでソロ・リサイタル、室内楽演奏、オーケストラとの共演を行い、高い評価を得ている。また、NHK-TV、NHK-FMの出演や、ヘルムート・ドイチュ、ベルリン・フィル首席W.フックス、D.ダミアーノの各氏等、内外の著名な音楽家との室内楽演奏も盛んに行う。
第67回日本音楽コンクール作曲部門において、最も優れた共演者に贈られる「コンクール委員会特別賞」を受賞。2001年「浜松市ゆかりの芸術家顕彰」「静岡県文化奨励賞」受賞。
リリースCDは、02年「ヴァイオリンソナタ」(Pf.クリストファー・ヒンターフーバー)、06年「牧神の午後への前奏曲」(Pf.上田晴子)、11年「ウィーンの宝石箱」(Pf.上田晴子)があり、レコード芸術誌で特選盤、準特選盤として取り上げられ、音楽各専門誌でも絶賛を受ける。